福岡大学 学部ガイド2026 人文学部
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10ひとりひとりに向き合う細やかな指導。専門性の高い「考える歴史学」に取り組むことで、「過去」から「いま」の世界がみえてくる。歴史学科での4年間基礎教育専門教育C態度・志向性Dその他の能力・資質B技 能A知識・理解1年次卒業後2 年次専門教育3 年次4 年次 歴史学科で取り組むのは「考える歴史学」です。日本史では古文書を、東洋史では漢文を、西洋史では欧文を読み解き、考古学では出土遺物等を調査して、情報収集・分析を行ったうえで研究発表を繰り返し、最終的には卒業論文を執筆します。専門性の高い学びですが、段階的に組まれたカリキュラムと丁寧な指導が4年間を支えます。また、学生参加型の授業や学会との連携など、充実した教育・研究環境がもたらすメリットも多々あります。卒業後は培った情報収集・分析力やプレゼン力をいかして、民間企業や公務員、教員など幅広い分野での活躍が期待されます。学芸員や研究者を目指して大学院に進学する人も増えています。求める人材像(求める能力)歴史学科Department of History求める人材像(求める能力)の詳細はスポーツなどの課外活動で優秀な成績をおさめた人や、英語の資格を取得した人歴史学の高度な専門知識や幅広い教養をいかして社会で活躍したいと考えている人問題点を発見し、それを他者に分かりやすく説明することが出来る人高等学校の教育内容を幅広く学修しており、歴史学を学ぶに十分な基礎学力を有している人論文・就職高校の「歴史学」から大学の「歴史学」へ調査・研究の能力を高める専門教育専門性を深め、自分の研究テーマを探究する4年間の集大成卒業論文の執筆●歴史学入門演習(ゼミ)  少人数ゼミでレジュメづくりや発表、レポート作成に取り組み、情報の収集・整理・発信の手法を学びます。●基礎演習(ゼミ)  日本史・東洋史・西洋史・考古学の中から専修を選択し、専門的な学習に取り組んでいきます。基礎演習では各専門分野の論文を読んで発表を繰り返し、読解力とプレゼンテーション能力を高めます。●原典講読・考古学方法論  原典講読では古文書や外国語文献の読み解き方を徹底的に学びます。考古学方法論では出土遺物や遺跡の調査方法について学びます。●演習(ゼミ)  古文書や外国語文献を読み解き、研究課題をみつけてゼミ発表し、ディスカッションすることにより、課題発見能力や議論する能力を高めます。また、卒業論文の執筆に向けて自分の研究テーマを探し、深めていきます。●専修ごとの特講  日本史・東洋史・西洋史・考古学の特講科目では、歴史学科の教員が各分野における研究状況について講義し、最新の研究成果や研究手法などを学びます。 これまで学んできた知識や研究手法をいかして調査・研究を進め、自分で設定した研究テーマに関する知見を卒業論文にまとめ、情報収集・分析能力と論理的な思考力を養います。●史学概論A・B  さまざまな専門分野を持つ歴史学科の教員の講義を通じて、歴史学に必要な基礎知識や学問的な考え方を身に付けます。●各概説科目  日本史・東洋史・西洋史・考古学に関する基本的な論点や知識を学びます。4年間で培われた情報収集・分析力やプレゼン力をいかして、広範囲なフィールドで活躍できる人材に。高い専門性をいかし、教員や学芸員として活躍する卒業生も多い。人文学部

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