化学システム工学科 私たちの学科で学ぶ化学工学は、実際に企業で素材を開発・製造する際に必須の技術です。また、メーカーでは業種によらず素材を取り扱うため、化学技術者は、多くの企業で必要とされています。多くの卒業生が化学企業はもちろんのこと、自動車、食品、医薬品など、さまざまな分野で化学技術者や研究者として、製造や研究開発の第一線で活躍しています。また、卒業研究などで企業と連携して研究を行い、在学中から実践的な経験を積んでいる学生も多くいます。この社会に直結した実践的な教育が私たちの学科の「就職に強い」理由です。社会に直結した実学教育だから就職に強い就職に強い理由TOPICS■ 卒業と同時に取得できる資格 高等学校教諭一種免許(工業)*、 毒劇物取扱責任者■ 資格取得に優遇が得られる資格 労働衛生コンサルタント、 労働安全コンサルタント、 危険物取扱者(甲種)、 衛生管理者、 消防設備士(甲種)、 公害防止管理者■ 在学中に受験できる資格 危険物取扱者(乙種・丙種)、 消防設備士(乙種・丙種)、 環境計量士、 高圧ガス製造保安責任者、 火薬類製造保安責任者、 火薬類取扱責任者、 液化石油ガス整備士、 エネルギー管理士、 ガス主任技術者、 臭気判定士、 廃棄物処理施設技術管理者、 環境測定分析士、 防災士、 作業環境測定士[ 就職先の例 2022年度〜2024年度 ]● 日揮グローバル(株)● TOPPAN(株)● カゴメ(株)● (株)ツムラ● 東ソー(株)● 日鉄ケミカル&マテリアル(株)● 三井化学(株)● 三菱ケミカル(株)● 京セラ(株)● (株)ニチレイフーズ● 日清製粉(株)● (株)ヤクルト本社● 東洋紡(株)● 三菱電機(株)● リョービ(株)● TOTO(株)● 九州電力(株)● 西部ガス(株)● 富士通(株)● 福岡県庁 など *所定の単位を取得した者2024年度卒業生実績(業種別)情報通信業 10.8 %製造業 28.4 %大学院進学28.3 %建設業 10.8 %サービス業5.4 %運輸業、郵便業 1.4 %卸売業、小売業 8.1 %金融業、保険業 1.4 %その他 2.7 %公務(他に分類されるものを除く) 2.7 %主な就職先・進路取得可能な主な資格卒業生の声無機・有機化学、流体工学などの総合力を動員。ものづくりの現場で化学の知識を生かす。 高校時代から興味があった化学を中心として、幅広い分野を学ぶことのできる本学科を志望しました。現在は自動車業界でヘッドライトやリアライトなど外装設計を担当しています。 自動車は約3万個の部品からできていて、幅広い活躍領域があります。例えば、無機・有機化学の知識は車体の金属部品やバンパー、ライトなどの樹脂部品の開発に応用でき、流体工学は空力開発に、化学工学プログラミングは車両搭載ソフトウェア開発に関連しています。私は本学科で化学分野に限らず幅広い分野の知識を得ていたので、「自動車メーカーなら必ず活躍できる」と自信を持つことができました。実際に、この業界では化学系の知識を持つ技術者の需要が高く、自動車に限らず、思わず驚くような領域で化学工学の知見が生かされることもあり、大学での学びが役に立っていると実感します。関連分野を広範囲に学べる本学科は、職種の選択肢や活躍の舞台も大きく広がります。日産自動車株式会社木村 祐葉 さん (2018年卒業)16
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