▲ あらゆる学問の究極の目的は、人間の生活や社会に貢献し寄与するということにあります。経済という私たちが生きていく上で基本となる分野を対象とする経済学では、そうした現実との対話が一層重要となります。 経済の分野には、金額や価格、数量で表された数値データがたくさんあります。経済学では、これらを収集し分析することで、データの背後に隠された内容や意味を考え、将来の予測などに役立てます。 また、理論の主張を、データを使って検証したりすることも経済学の研究には欠かせません。そのためにも、理論に基づき、社会や経済のあり方を単純な形で捉えておく必要があることが分かるでしょう。そうした単純化された表現を、経済学ではモデルと呼んでいるのです。経済学は実証的・帰納的!人材養成の目的 「三つのポリシー」■ アドミッション・ポリシー(AP)〈入学者受け入れの方針〉■ カリキュラム・ポリシー(CP)〈教育課程編成・実施の方針〉■ ディプロマ・ポリシー(DP)〈学位授与の方針〉▼ AP▼ CP▼ DP経済学部の詳細は以下のQRコードから(公式ウェブサイト)経済学的知性と幅広い教養、豊かな人間性を身に付け、常に学び続ける姿勢を持った人材を育成 「経済学」は社会の病理を明らかにし、みんなが幸せになれるより良い社会をつくることを考えます。これが「経済学」の目指すところです。本学部には複雑な経済・社会の動態を理解し「経済学」を体系的に修得できるように、共通教育・基礎教育から専門教育まで、少人数授業を含む充実したカリキュラムを用意しています。経済学科では、2年次以降に3つのコースに分かれ、理論、政策、歴史などの視点から社会を深く掘り下げて考えることで、バランスの取れた幅広い経済の知識と経済学的な思考方法を身に付けます。一方、産業経済学科では、最先端のデータサイエンスから地域社会・地元企業の協力を得て行う課題解決型学習(PBL/Project Based Learning)まで、能動的で専門的な実社会に直結した学びを体験できます。 本学部には海外で学位を取得した教員も多く、実務家教員を含め幅広い分野の教員が揃っています。私たち教員は、皆さんの知的好奇心を大切にし、皆さんが主体的に研究課題に取り組むことを支援しています。さまざまな教員や学友との「学び」を通して、異なる価値観や多角的な視点を理解し、社会に対する洞察力を養っていきましょう。 本学を卒業する際には、福岡大学経済学部に入学して良かったと、自らに誇りを持って次のステージに巣立ってくれることを願っています。経済学部長渡邉 淳一WATANABE Junichi学部長メッセージ01
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