福岡大学 学部ガイド2026 商学部
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※2025年4月1日現在「アジア経済論B」「開発経済論B」「海外直接投資論」「グローバル企業論」「開発経済論A」「アジア経済論A」「ヨーロッパ経済論Ⅰ」「ヨーロッパ経済論Ⅱ」「国際協力論A」「国際協力論B」担当科目 現代の発展途上国は、先進国の技術的・経済的優位性に追いつくことが困難になっています。東アジアの発展途上国を中心に、後発性の社会的・歴史的・経済学的な原因と発展途上国の福祉を向上させるための重要な政策について講義します。特に、工業化メカニズムと産業政策に焦点を当て、その背景にある制度と政治経済について検討します。担当科目 経済のグローバル化が進展し、国境を越えた企業活動も活発に行われるようになりました。企業の進出先は、各国ごとに法律も、文化も、言語も異なります。それでもなお、企業が海外で活動をするのはなぜでしょうか。それは、どのような戦略のもとで進められるのでしょうか。グローバルな企業活動とその課題について、考えていきます。担当科目 開発経済論は、開発途上国はどのようにしたら発展できるのか、について考える学問です。開発経済論Aでは、経済発展のための基礎理論と課題解決のための政策について学びます。アジア経済論Aでは、開発経済学の視点からアジアで最も重要な存在となった中国のさまざまな課題について検討します。担当科目 ヨーロッパ経済論をEU経済論として開講します。EUとは欧州27か国の集まりであり、それらは一部の法律や制度を共有しています。このうち20か国はユーロと呼ばれる共通のお金を使い、各国独自のお金を持っていません。またあなたがEU加盟国間を移動するとき、一部の例外を除いて国境でチェックされることはありません。このような独特のまとまりであるEUの経済現象や経済政策を説明します。担当科目 国際協力論では、世界の開発、戦争と平和、貧困や格差、グローバリゼーションの功罪など、現代世界で起きていること、そしてその中にいる私たちを取り上げています。「楽(らく)」ではありませんが、そこから学ぶことの「楽しさ」を知り、世界と私たちに関する視角を育んでほしいと思っています。担当科目「国際金融論Ⅰ」「国際金融論Ⅱ」 国境を越えておカネをやりとりする…そのことにはどんな意味があるのでしょうか。日常生活の中ではなかなか意識しづらいですね。ですが、金融は私たちの生活にとても大きな影響を与えています。金融というレンズを通して、私たちが生きる現代社会の特徴・課題を考えたいと思います。担当科目「アメリカ経済論Ⅰ」「アメリカ経済論Ⅱ」 現在の日本経済を語るには、アメリカ経済を理解することが重要です。通常、アメリカ経済は自由競争の側面が紹介されています。講義では、自由競争を支える消費社会、軍需産業、福祉国家と貿易政策を取り上げます。なるべくビデオ、写真、図表を使って皆さんの頭の中に具体的なイメージが湧くようにしてみます。本講義全体から、経済学の有効性と限界を感じてもらえたら有難いと考えています。担当科目「国際貿易論Ⅰ」「国際貿易論Ⅱ」 国際貿易論Ⅰでは、国際貿易に関する基礎的理論を把握した上で、自由貿易の帰結と現実の貿易構造の変化を学びます。国際貿易論Ⅱでは、国家による通商政策と、それがもたらす帰結や国家間の対立と協調について学びます。そして、サービス貿易、対外投資、知的財産権といった新たな領域が通商政策において重視されるようになったことや、特定国の間での協定の増大についても学びます。担当科目「貿易商務論」「海外交流ゼミナール」 貿易商務論では、国際貿易における各国の政策、企業の思惑、消費者にとっての便益など、ステークホルダーそれぞれの視点から様々な事象を観察し、私たちの住む社会への直接そして間接的な影響を学びます。海外交流ゼミナールでは、特別ゼミナールBと併せて現地研修に備えるため、米国の政治・ビジネス・文化を学びます。担当科目「国際政治経済学」「貿易特別講義B」 既存の国際通貨制度は、永遠に続くと思いがちですが、それは事実と全く異なります。さらに、これらの制度が変わると、我々の国際政治経済体制があっという間に根こそぎ再形成されてしまいます。 これらの発展について学ぶことは、豊かで平和な未来に貢献したい若者にとって大きなチャンスですから、国際政治経済の画期的な変化を取り上げていきます。アケミクキュチュク アリ教授大石 恵 教授木幡 伸二 教授豊 嘉哲 教授林 裕 准教授伊豆 久 教授掛下 達郎 教授松永 達 教授岡 陽子 准教授ポープクリストファー 准教授貿易学科18教員の紹介

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