経営学科教員の紹介長束 航 教授「会計学総論」 「会社簿記」 「監査論」 会計学総論では、会計学を勉強していくための前提として、会計学の基本中の基本の考え方を学習します。企業では、そもそもなぜ会計が必要なのでしょうか?会計にはどのようなルールがあり、そのルールはどのように作られてきたのでしょうか?会計のもっとも中心的な概念として「利益」(もうけ)がありますが、その「利益」とは何なのでしょうか?実際に起きた会計に関する事件なども紹介しながら、会計学の面白さをお話しします。担当科目渡辺 剛 教授「簿記原理」 「財務会計論」経営学科の専門科目には、経営学に関連する科目(経営系列科目)と会計学に関連する科目(会計系列科目)があります。「簿記原理」も会計系列科目です。会計とは、企業の経済活動を記録、集計、報告する行為です。「簿記原理」では、企業の経済活動を記録、集計、報告する具体的な方法を学びます。担当科目飯塚 雄基 准教授「簿記原理」 「財務会計論」 「監査論」 いずれも企業の財務諸表を理解するための科目です。簿記原理は財務諸表作成の方法、財務会計論は財務諸表作成の考え方、そして監査論は財務諸表への信用を確保するための方法を学ぶ科目です。担当科目飛田 努 准教授「経営分析論」 「意思決定会計論」 企業経営の成果や進捗は貨幣的価値で測定されます。そうした情報は経営者だけでなく、従業員、取引先、投資家などさまざまな利害関係者に利用されます。経営分析論は、企業が報告する財務諸表と実際の企業行動を突き合わせながら、「良い企業」とはどのような企業なのかをデータに基づいて検証する授業です。意思決定会計論は、企業において経営者が意思決定を下す際の判断基準となる情報がいかに作られ、判断するかを学ぶ授業です。担当科目※2025年4月1日現在会計系列担当科目池田 健一 教授「国際会計論」 「会計学特論」 「簿記原理」 国際会計論は、企業の経済活動が国境を越えてグローバルに展開されるようになるのに伴って生じる会計上の問題(例えば、連結会計、外貨換算会計、企業結合会計など)を主な研究領域としています。国際会計論の授業では、国際財務報告基準(IFRS)と日本の会計ルールの共通点と相違点に着目しながら学習します。会計学特論は、国際会計論の授業で取り上げなかった重要論点について学習していきます。篠原 巨司馬 教授「管理会計論」 「クリエイティブ・マネジメント演習」 管理会計論は、経営を行っていく上で会計数値を使い、どのように戦略的な意思決定や現場での新たなイノベーションの機会探索を行うのかというテーマと、会計情報を用いて組織をどのように動かすのかというテーマの両面について考える授業です。クリエイティブ・マネジメント演習は、ゲームの分析・制作を通じて企画プロセスを学ぶ実践的な科目です。担当科目滝沢 凜 助教「経営基礎ゼミナール」「特別ゼミナールB(会計プロフェッショナル養成)」 福岡大学の会計専門職プログラムは、深い教養および高度な会計学の理論を身に着け、在学中に公認会計士試験に合格することを目標とするものです。プログラム生を対象とした「経営基礎ゼミナール」では、グループワークを通じて、会計専門職や経済事象への理解を深めます。また、「特別ゼミナールB(会計プロフェッショナル養成)」では、公認会計士試験の試験委員(作問者)の視点に立ち、グループごとにその思考の流れについて考察します。担当科目「原価計算論」 工業経営で行われる簿記と初歩的な原価計算について併せて学習していきます。リンゴでビジネスを行う方法を商業経営と工業経営で分けて考えてみましょう。八百屋は、リンゴを仕入れたらそれに利益をつけてそのまま売ります(商業経営)。一方、飲料水メーカーでは仕入れたリンゴをリンゴジュースに加工して販売します(工業経営)。加工したとき、「ジュース1本あたりの原価を計算」して利益を算定する技術が「原価計算」です。担当科目田坂 公 教授髙橋 秀至 教授「税と生活」 「税務会計論」 租税は、国民生活のあらゆる場面で課されます。税法は、租税債権・債務にかかる国家と国民の権利・義務を規律する法であり、「税と生活」では、税法の基礎理論を学習します。税務会計は、申告納税方式の租税に関する会計です。申告納税方式の租税は、納税者(国民)自身が確定申告をして、税法にしたがった納税義務を履行しなければなりません。「税務会計論」では、法人税の課税要件について学習します。法人税法の解釈を学び、法人税の計算ができるようになります。担当科目12
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