12月10日(日)、第72回全日本大学サッカー選手権大会の2回戦の試合が各地で行われ、本学は茨城県の流通経済大学龍ケ崎フィールドにて、関西大学(関西2位)と対戦。4-2で勝利し、2021年以来、2大会ぶりのベスト8進出を決めました。続く準々決勝は、12月13日(水)に同フィールドにおいて京都産業大学と対戦します。
「先手必勝、怒涛の攻撃で前半3点、後半1点の激闘」!
2大会ぶりの初戦を飾った本学チーム。この試合では、立ち上がりから一気に攻撃を加速し、前半10分、フリーキックのチャンスにDFの伊藤颯真選手(スポーツ科学部4年次生)がゴール前のこぼれ球を押し込み先制。同21分にはロングスローのボールが転々とする中、磯谷駿選手(経済学部3年次生)がゴール前で豪快なボレーシュートを決め2-0と追加点を挙げます。しかしながら同37分背後に抜けた相手FWにパスがつながりに1点を返され、2-1と一点差に迫られます。前半のアディショナルタイムになった後、ペナルティエリア内でU22日本代表の重見柾斗選手(スポーツ科学部4年次生・アビスパ福岡入団内定)が猛然と突っ込むと相手の反則を受け、ペナルティーキックのチャンスを得ます。そこで、橋本悠(スポーツ科学部3年次生)がPKを落ち着いて決め、前半を3-1でリードして折り返します。
後半、開始早々の同5分、関西大学のドリブル突破を許し、左サイドの深い位置からのクロスから頭で押し込まれ失点、3-2と1点差に追い上げられます。その後も関西大学が一気に攻め込んできますが、得点を許しません。同27分、カウンターから橋本選手が右サイドまで深くドリブルで持ち込み、そのままクロスを上げると、相手DFのクリアしたボールがそのままオウンゴール。4-2とリードを2点差に広げます。その後も関西大学も諦めず、猛攻を仕掛けてきますが、本学のDF陣、GKの中野翔(スポーツ科学部3年次生)が粘り強く守り抜き、そのまま終了のホイッスル。4-2のまま逃げ切り、激闘を制しました。
たくさんのご声援、どうもありがとうございました。
試合後のコメント
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乾 真寛 監督
「立ち上がりで一気に加速するゲームプランがハマり、先手必勝のスタートダッシュに成功した。1回戦から同じ龍ヶ崎グラウンドで戦っている分、大会の雰囲気を先に感じるアドバンテージを活かすことができた。前半最後のアディッショナルタイムで、ペナルティエリア内で重見が猛然とアプローチして反則を得た後、そのPKを橋本がきっちりと決めてくれた。結果的に、この1点が精神的に大きな余裕を与えてくれた。アジア大会日本代表に選出されたMF重見の研ぎ澄ました一瞬の判断力と素晴らしい守備対応能力が光るプレーだった。
後半は、開始わずか5分で失点し、嫌なムードが続き、関西大学も一気にギアを上げて攻撃的な姿勢になって攻め込んで来たが、DFラインやGK中野が粘り強く守り抜いてくれた。激しい撃ち合いのゲームとなったが、試合の入り方、カラダを張った泥臭く、粘り強い守備など、良い守備からの鋭い攻撃が機能し、福大得意の勝ちパターンを完全に取り戻せた試合だった。受け身のサッカーではなく、「奪取速巧」を最後まで逞しく全員で貫く事が出来た。 決してこの8強入りに満足することなく、次の準々決勝、京都産業大学戦に向けてしっかりとまた準備をしていきます。会場まで足を運んで応援していただいた皆さん、またLIVE配信で応援してくださった多くの皆様に心より感謝申し上げます。」 -
橋本選手
「1点目はFKから、2点目はロングスローから、3点目はPKを蹴り、4点目には相手オウンゴールを誘うクロスを上げるなど、4ゴールの全て絡むことが出来た。守備面でも全員で献身的に走り、理想的な勝ち方が出来ている。この勢いで、次の準々決勝もチーム全員の力を結集して頑張りたい。」
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伊藤選手
「セットプレーからの得点を狙っていた。大会前の練習通り、こぼれ球を上手く詰める事が出来た。2失点は反省すべきであるが、理想的な試合の入り方が勝因だった。これでまだまだ満足せずに、次もチーム一丸となって勝ち進みたい。」
準々決勝は12月13日(水)11時から、茨城県竜ケ崎市の流通経済大学竜ケ崎フィールドで京都産業大学と対戦します。なお、試合は、全日本大学サッカー連盟のYouTube公式チャンネルでライブ配信されます。※ライブ配信はこちら
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関連リンク
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