10月11日(月)、2021年プロ野球ドラフト会議が行われました。
福岡大学野球部からは3人がプロ志望届を提出。その中でも仲田慶介選手(スポーツ科学部4年次生)は、遠投120mの強肩と50m6秒1の俊足が持ち味のスイッチヒッターで、プロ球団からも特に注目されている選手でした。
ドラフト当日、チームはリーグ戦の前日ということもあり、福岡市西区の野球場で練習。仲田選手はバッティング練習を行いながらもドラフト会議の行方が気になるようで、練習の合間にスマートフォンで都度情報をチェックしていました。
ロッカールームで情報をチェック

チームメートと中継を見る仲田選手(中央)
支配下の選手指名が終わり、育成指名になっても中々名前が呼ばれず、「もう無理かなと思った」という仲田選手でしたが、育成14巡目で福岡ソフトバンクホークスに指名されました。
指名が決まった瞬間、安堵から目に涙を浮かべた仲田選手。本人同様に吉報を待っていたチームメートも仲田選手に駆け寄り、喜びを分かち合いました。
指名を受け、目に涙を浮かべる仲田選手

チームメートからも祝福を受ける
仲田選手はその後の取材で、「福岡ソフトバンクホークスは小さい時から見てきた憧れの球団。指名を受け、とても嬉しく思います。これまで支えてくれた家族やチームメートには感謝の気持ちでいっぱいです。これからは上に這い上がるのみです。何としても一軍の舞台でプレーするために、より一層練習に励んでいきます」と話しました。また、目標とする選手を問われると、「先日引退を発表したホークスの長谷川勇也選手をお手本にしたい。どんな時も全力プレーで戦うつもりです」と語りました。
テレビ局から囲み取材を受ける
指名を受け、ガッツポーズ
練習終わりのミーティングの場では、チームメートにホークスから育成指名を受けたことを報告。その後、仲田選手を中心に笑顔で記念撮影を行いました。
チームメートと記念撮影
4年間共に切磋琢磨してきた同級生と
仲田選手は、福岡大学附属大濠高校硬式野球部の出身。本ドラフト会議では、高校のチームメートである三浦銀二投手(横浜DeNAから4位指名)と古賀悠斗捕手(埼玉西武から3位指名)も指名を受けています。指名直後には、硬式野球部のグループLINEで指名を報告。仲間からも「おめでとう!」「3人とも呼ばれてよかった」といった喜びの声が多数寄せられました。
「まずは支配下契約を勝ち取り、PayPayドームの大観衆の前でプレーしたい」と語る仲田選手。輝かしいプロ野球人生を祈念します。
高校時代のチームメートからも祝福を受ける