福岡大学理学部地球圏科学科の小柴琢己教授(専門:ライフサイエンス、生物分子化学など)は、徳島大学先端酵素学研究所、東京大学医科学研究所、ドイツ・ケルン大学、ドイツ・マックスプランク研究所と共同で、ミトコンドリアのストレス応答に伴う新たな代謝調節の仕組みを発見しました。
本研究の概要
研究の様子
今回の研究で明らかになったのは、ミトコンドリア内でストレスを感知したOMA1が、いわば“スイッチ”のような役割を担うことで、エネルギー産生に関わるAIFM1タンパク質を限定分解し、その働きを抑えることでエネルギー代謝を制御するということです。
OMA1は統合的ストレス応答とも関係することが近年確認されており、本研究成果は今後のストレスに起因する疾患や病態の発症機構の理解や、その先の創薬開発への応用を進めていく上での手助けになることが期待されます。
なお、本研究成果は、2026年3月24日(火)19時(日本時間)に欧州分子生物学機構(EMBO)が発行する国際学術誌『The EMBO Journal』オンライン版に公開されました。
【関連リンク】
・理学部ウェブサイト
・『The EMBO Journal』オンライン版
