11月21日(木)~23日(土)に、ビッグパレットふくしま(福島県郡山市)で開催された「第43回日本認知症学会学術集会」で、福岡大学薬学部の細川雅人准教授(免疫・分子治療学研究室)が、「タウ伝播モデルマウスに関する研究」をテーマに学会賞受賞講演を行いました。
日本認知症学会は、認知症研究の発展を図ることを目的とし、直近10年間で優れた認知症研究成果をあげた研究者に日本認知症学会学会賞を授与しています。
細川准教授は、認知症の原因となるタウタンパク質の脳内での伝播について研究しており、本成果が高く評価され、「第42回日本認知症学会学術集会」で日本認知症学会学会賞(基礎研究部門)を受賞しました。今回、それを受けて細川准教授が講演しました。
細川准教授は、タウタンパク質伝播研究の基盤となるマウスの作製や、そのマウスの脳内でタウタンパク質がどのように伝播するのかについて解説しました。また、講演の最後には、「研究の場を与えていただいた秋山治彦先生、タウマウスの実験を担当させていただいた長谷川成人先生、最適なタイミングでアドバイスと実験の協力をいただいた東京都医学総合研究所・認知症プロジェクトのメンバーに感謝します。」と、多くの研究協力者への謝辞も述べました。

薬学部細川准教授

講演の様子
【関連リンク】
・薬学部ウェブサイト
・研究者情報ウェブサイト(細川雅人)