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2022412
研究
医療

医学部の廣瀨伸一教授が「The Outstanding Asian Pediatrician Award (OAPA) 2022」を受賞

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福岡大学医学部総合医学研究センターの廣瀨伸一教授(前医学部小児科学主任教授)が、「The Outstanding Asian Pediatrician Award (OAPA) 2022」を受賞しました。

本賞は、自国のみならずアジア太平洋地域の国々で小児保健・医療において貢献し、その功績が顕著な小児科医に対して、アジア太平洋小児科学会から贈られる賞です。

「OAPA2022」の賞状

これまで廣瀨教授は、国際小児科学会の執行理事も歴任する等、世界的に小児保健・医療に携わってきました。世界各国から講義や講演を依頼されることも多く、アジア大洋州地域だけでも、中国、香港、台湾、韓国はもとより、オーストラリア、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、インドネシア、ネパール、インドを訪れています。

国際小児科学会執行理事時代の理事会にて

また、本学医学部小児科学教授時代には、「アジア小児科ツアー」と銘打ち、全国から医学生や研修医の有志を募り、本学の小児科医が引率して、アジア各国の小児治療の現場に赴く取り組みを15年間続けてきました。

インドの寒村の学校を視察

さらに、2017年には福岡市で、38カ国・約1,200人の小児科医を招き「アジア大洋州小児神経学会議」を会頭として成功させました。

これらの長年の取り組みが評価され、今回の受賞に至りました。廣瀨教授は受賞を受けて次のように話します。

診療中の廣瀨教授

「主任教授を退任するまでは、小児科の実地診療にずっと携わってきました。併せて、小児医学研究、とりわけ良い治療法がなく、子どもたちが苦しみ、亡くなってしまうこともある小児難病の病態研究にも取り組んできました。現在は、小児医学研究に軸足を移し、世界中の難病に苦しむ子どものために、これまでの研究成果を基に革新的治療薬を開発しようと思っています。残りの人生を、病気で苦しむ子どもたちへの治療の研究に捧げたいと思っています」。