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2022413
研究
産学官連携

商学部の太宰教授が「D2C Summit 2022」で登壇、ゼミ生もポスターで発表しました

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2月17日(木)・18日(金)、福岡市で開催された「D2C Summit 九州CRAM CAMP」の公式セッションに、福岡大学商学部の太宰潮教授がスピーカーとして登壇し、ゼミ生もポスターセッションを行いました。その様子や研究内容、今後の目標について話を聞きました。


−D2C Summit 九州CRAM CAMPについて教えてください

D2C Summit 九州CRAM CAMPは、企業の想いがこもった商品やサービスを核に、他にはない体験を直接お客さまに届ける注目の「Direct to Consumer モデル」の本質を学び、実践するためのビジネスイベントです。
福岡には通販企業、「Direct to Consumer (D2C)」の形態を採っている企業が集積しているという背景もあり、このイベントには275人が参加しました。私は、マーケティング、価格戦略・プライシング、消費者行動などを専門とし、購買データの分析を行うことからイベントに参加した企業と交流があり、小売とD2Cの融合。リアルの体験をデザインする」のセッションでスピーカーとして登壇しました。た、このイベントでは私のゼミ生(2年次生)もポスタープレゼンの機会を与えられ、ビッグデータの実際の購買データを分析・研究し、オリジナルな視点で発表しました。学生は、参加した日本のトップレベルのマーケターや企業担当者と交流することができ、インターンシップや企業研究のきっかけづくりにもなりました。ゼミ生の発表や態度も積極的でとても心強かったです。参加者による事後アンケートの結果、私が参加したセッションは人気ランキングで2位となりましたが、このテーマへの実務の関心が高いことを実感しました。

研究について教えてください
最近は、実店舗、ECサイト、モバイルなどの顧客利用ログから「いろいろな経路(チャネル)の顧客行動」を分析したり、価格研究の一つである定額動画配信を含むサブスクリプションをメインテーマに据えています。
マーケティングという常に変化する分野を主戦場とする研究者としては、ビジネスの最先端で活躍する人たちとの交流は、とても勉強になり、ありがたいことです。また、実データの分析を行うことで学生への教育機会にも恵まれています。

今後の研究の目標について教えてください
2020年度から、サブスクリプションに関する科研費を獲得でき、研究を進めています。日本マーケティング学会で発表した論文は、月次アクセス数が2位と多く閲覧していただいています。これからの目標は、海外学術誌への論文掲載です。これは、地方の文系研究者の課題と思っていますので、実現に向けて研究にさらに力を入れていきたいと思います。

太宰教授登壇の様子

ゼミ生のポスタープレゼンの様子