1月26日(水)から28日(金)まで東京ビックサイト(東京都江東区)で開催された「nano tech 2022」に、福岡大学工学部化学システム工学科の八尾滋教授が、「CNFで変える社会~2050カーボンニュートラル実現に向けて~」をテーマに行われたパネルディスカッションで、モデレーターとして司会を行いました。
「nano tech 2022」は、「ナノテクノロジー」に関する世界最大級の国際総合展示会で毎年開催されており、 近年関心が高まっているカーボンナノチューブを始めとしたナノ材料・素材等、さまざまな分野の最新技術・製品が一堂に会した展示会です。
今回パネルディスカッションで取り上げたCNFとは、木材等植物の主成分のセルロースを直径数〜数十ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)まで細かく解きほぐした繊維状の物質のことで、高い補強効果が期待できる植物由来のCNF材料は、現在NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)において炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発事業を多くの企業が参画して取り組んでおり、八尾教授はそのプロジェクターのリーダーをしています。
当日のパネルディスカッションではCNFはカーボンニュートラルの実現にどのように寄与できるか、また、社会実装を加速するために必要なこと等、CNFプロジェクトリーダーの八尾教授をモデレータに活発な議論が行われました。
ディスカッションの様子は、NEDOYouTubeチャンネルで公開されています。ぜひご覧ください。
八尾教授

ディスカッションの様子