FUKUDAism(フクダイズム)

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20211117
研究
産学官連携

「超先端材料・リサイクル研究棟」の記者発表・見学会を行いました

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現在、海洋プラスチックゴミ・マイクロプラスチックに代表される環境汚染問題や、SDGsおよびカーボンニュートラルなどの循環型社会の構築に向けて、プラスチック生産・利用そして使用済プラスチックの処理方法にどのように取り組むかが大きな課題となっています。

福岡大学工学部化学システム工学科の八尾滋教授は、環境・資源循環性に優れているとされているプラスチックの再生利用について、最先端の研究開発を行っています。また、八尾教授の研究成果は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるプロジェクト「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発」に採択され、現在8大学・1研究機関・12企業によるプロジェクトが進行しています。

今般、本プロジェクトに係る研究施設として、キャンパス内に「超先端材料・リサイクル研究棟」が完成しました。これにより、これまで本学でできなかった実験や評価検証が本学内で行えることになり、研究がより進んでいく環境となりました。本研究棟には、本学が独自に開発した設備も設置されています。

11月15日(月)には、福岡県環境部循環型社会推進課の鐘ヶ江弥生課長、福岡県リサイクル総合研究事業化センターの仙波佳宣副センター長を来賓にお迎えし、報道各社および学内外関係者に研究棟内を公開しました。見学会では、八尾教授が本研究および研究棟内の設備等について詳細な説明を行いました。

八尾教授は、「本研究は、学生・卒業生・スタッフ・有識者・研究推進部等、学内外のさまざまな方のご協力があったからこそ進められており、研究に携わっていただいている皆さまに感謝申し上げたい。また、本学は、『カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション』に参加しており、本研究棟で研究を推進させ、本学としても2050年の達成に貢献していきます」と話しました。