福岡大学薬学部の渡辺拓也助教(臨床疾患薬理学教室)が、令和3年度和漢医薬学会の「学術貢献賞」を受賞しました。この賞は、当該年度の漢方研究に大きく貢献してきた研究者に授与される名誉ある賞です。
渡辺助教は、易怒性や攻撃性の軽減に有効性を示す漢方薬(抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、酸棗仁湯)の作用機序を明らかにすることを目的として研究を進め、攻撃性が高いマウスに対する漢方薬の効果を検討し、抑肝散と抑肝散加陳皮半夏はセロトニン神経系に、酸棗仁湯はドパミン神経系に作用することを明らかにしました。