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20251218
地域連携

離島における教員不足問題の解決モデルの開発を目指します

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福岡大学社会連携センターの「社会連携プロジェクト支援制度」は、令和6年度から、社会の発展や課題解決に大きく寄与することが期待できる先進的・独創的なプロジェクトを支援しています。

ここでは、令和7年度に採択されたプロジェクトを紹介します。


本学人文学部教育・臨床心理学科の佐藤仁教授(専門:海外の教育制度や学校、教員養成・研修)が代表を務める「離島における教員不足問題の解決モデルの開発:ペーパーティーチャーに対する包括的支援システムの構築を目指して」は、長崎県壱岐島における教員不足の問題に対して、「ペーパーティーチャー」を掘り起こし、臨時講師として安心して働ける支援体制を整備することを目指すプロジェクトです。壱岐島内を拠点に活動している一般社団法人サステイナブル教育開発機構educore(代表:入江潤氏)と連携して、プロジェクトを進めています。

  • 概要
    教員免許状を有しているものの、教員として勤務していない(勤務したことがない)「ペーパーティーチャー」の現状を調査・分析し、臨時講師として働くルートの確保を行うとともに、学校の臨時講師として勤務するにあたっての不安を軽減するための相談会・説明会を実施します。
  • 目標
    本プロジェクトは、人材確保が困難な離島において、地域に存在する人的資源を循環させることで、学校教育の持続可能性を高めるとともに、地域全体を活性化するシステムの開発を目指しています。
    地域住民が学校教育に教員として関わることで、子どもたちが安定的かつ持続的に教育を受け続けられるという、新たな「離島モデル」を構築します。
    将来的には、ペーパーティーチャーから臨時講師になった人に対し、入職後の継続的な支援体制を整備することで、募集から入職後に至るまでの包括的支援システムを構築し、教員不足問題を抱える地域のモデルケースとなることを目指します。

学生と壱岐市教育委員会を訪問(写真右:佐藤教授)

【関連リンク】
社会連携センターウェブサイト
※採択されたプロジェクトについて情報発信しています。
人文学部教育・臨床心理学科ウェブサイト

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