5月10日(土)、古都太宰府保存協会主催で薬草観察会が開催されました。本観察会は、身近な植物の薬効や毒性を知り、正しい知識を身に付けることを目的に毎年行われています。今年度は福岡大学薬学部の大川雅史教授が講師を務めました。
当日は天候に恵まれ、12人の太宰府市民の方にご参加いただきました。参加者は太宰府展示館前を出発し、政庁跡の周囲を散策しながら、さまざまな薬草に触れ合うことができました。大川教授は太宰府で有名なウメの未熟な果実は燻製にしてくすり(烏梅)とすることやタンポポの根はコーヒーの代用にすることなど薬草の情報を紹介しました。
観察会では、ヒナギキョウの可憐な花や逸出したであろうチリアヤメの花も数多く咲いていました。また、令和の元号にゆかりのある坂本八幡宮にも立ち寄るなど、充実した観察会になりました。


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