福岡大学工学部社会デザイン工学科の景観まちづくり研究室(柴田久教授)が携わってきたプロジェクト、大分県津久見市徳浦宮町の「とくらんパーク」が2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。
「とくらんパーク」は柴田久教授を中心に、景観まちづくり研究室が2020年から携わってきたプロジェクトで、2023年6月の供用開始から地元住民にとても愛されています。
再整備前の土地は屋敷跡地で塀に囲まれ、東側は樹木が生い茂り、井戸や水路が放置された箇所は水捌けが悪く蚊の発生もあり、また、小学生の通学路である南側はトラックが通行するにも関わらず歩道がないため危険な状況でした。
そこでプロジェクトでは、地域の広場として近隣住民の生活を豊かにする居場所として再生を目指しました。さらに、一部を歩道として、小学生の安全な通学路も創出。また、敷地遺構をデザインに取り入れ、廃材の再活用や住民参加の芝生張りなど、住民を巻き込んで広場の存在価値を高めたことが評価されました。
景観まちづくり研究室では、今年12月の土木学会景観・デザイン研究発表会で当事例を発表する予定です。



周辺住民の方々との芝生貼りの様子

完成した広場で遊ぶ子供たち