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20241023
教育
地域連携

鶴田直之教授が朝倉市でAI(人工知能)講座を開きました

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10月20日(日)、ピーポート甘木(福岡県朝倉市)でAI(人工知能)講座が開かれ、福岡大学工学部電子情報工学科の鶴田直之教授がAI時代を生き抜くための力と題して講師を務めました。

約30人の朝倉市民が受講した本講座は、「AI時代とは」「AIが引き起こす問題・課題」「AI時代を生き抜くための力」の三部構成で進められました。参加者はスマートフォンを用いて講師からの質問に答え、参加者の答えをリアルタイムで共有し、さまざまな考えや気付きに触れました。講師の「車が自動運転になった場合に要らなくなるものは?」の問いでは、「シートベルト、運転手、免許証、自動車学校」と参加者から意見が続々と出ました。さらに、「自動運転で混まなくなるため二車線は不要、代わりに大きな歩道や街路樹ができるのでは」との話に発展し、参加者は現在と大きく異なる世界の様子に驚いていました。

人間がコンピューターに勝てないことがあることは事実である一方、コンピューターが人間に勝てないこともたくさんあると講師は話します。それは、「人間自身が説明することが難しいものがそうなのでは」と投げ掛け、傾聴力、指導力、統率力、包容力、道徳心、責任感等を挙げました。

その上で、コンピューターの応用には「何かの作業を代替できる」第一段階、「天気予報に代表されるように予測ができる」第二段階、そして「10年後や20年後の世界を任意の条件下でシミュレーションできる、判断するための材料を提供してくれる」第三段階があると話します。

最後に講師は、「これまでにもあった問題がAIによって顕著化しただけ。その問題をどう考えるのかを我々に突き付けられている」と締めくくりました。

講義後には質疑応答の時間が設けられ、多くの参加者から活発な質問が出ました。「正しい関わり方をすると、とても便利になるのがAI。生活を豊かにするためAIについて学びましょう」という講師のメッセージが参加者に十分に届いた講座となりました。

【関連リンク】
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