5月26日(日)に九州漢方研究会の5月例会が福岡大学薬学部16号館で行われ、併せて、薬用植物観察会が薬用植物園で行われました。
本研究会は、昭和33年9月に「漢方に興味がある方に漢方の勉強の機会を」をテーマとし、当時九州大学医学部薬学科教授、後に福岡大学薬学部教授を務めた塚本赳夫先生(初代会長)が創立した、本学にもゆかりのある勉強会です。毎月、漢方に限らず中医学の解説や薬局における漢方の臨床応用、生薬・薬用植物の解説、薬膳など幅広く習得できる研修会です。現在は、正山征洋氏(本学薬学部昭和41年卒、九州大学・長崎国際大学名誉教授)が会長を務めています。
当日は、本学薬学部の大川雅史教授が「新コア・カリキュラムにおける漢方教育」に関する講義を薬剤師の方々を対象に行いました。
また、薬用植物園観察会では、生薬に加工される前の植物(基原植物)自体を紹介し、それぞれの薬効など解説されました。

大川教授の講演

薬用植物園観察会
園内には、薬用のみならず常時約300種類の植物を栽培しています。これだけの大きな規模で学内に薬用植物園を構えている大学は全国的にも珍しいとされています。今の時期は、ホンカンゾウが綺麗なオレンジ色の花を咲かせています。

薬用植物園(17号館西側)
ホンカンゾウ
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関連リンク
薬学部ウェブサイト
九州漢方研究会ウェブサイト
