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2024524
教育
医療
地域連携

「第62回薬学部卒後教育講座」を開催しました

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福岡大学薬学部では、毎年5月と10月に卒後教育講座を開講しています。

本講座は市民公開講座として、薬剤師のみならず一般市民の方や在学生を対象に、薬剤師を取り巻く最新の状況や基礎研究のトピックスなどについて最新の話題を提供しています。

今回は、5月18(土)に薬学部棟17号館にて「薬物乱用の現状と課題」をメインテーマに行い、71人の方に参加いただきました。

一人目の講師の牧草由紀夫先生(福岡県保健医療介護部薬務課長)は、「薬物乱用の現状と行政での取り組み」と題し、覚醒剤より大麻での検挙者が多くなっている現状、そのうち30歳未満が75%を超える状態であることから若者をターゲットとした啓発活動、大麻を使用した者への再乱用防止へ取り組みについて講演されました。また、大麻取締法の改正についての解説も行われました。

二人目の講師の三島健一先生(本学薬学部教授)は、「大麻の最新情報から薬物乱用防止教育を考える!」と題し、大麻成分を抽出したものは大麻そのものより危険性が高いこと、大麻はタバコやアルコールより早く依存が起きること、若年者での使用は依存性のリスクが高いことなどをさまざまな科学的視点から解説し、大麻やその成分の特徴や危険性について講演されました。

参加者からは「教育現場でどのように乱用防止に取り組むのか」など多くの質問がありました。大麻の使用が社会的に問題となる中、今後、今回の講演をもとに薬剤師の薬物乱用防止活動への一層の活躍が期待されます。

牧草由紀夫先生

三島健一先生

講座の様子

質問の様子