FUKUDAism(フクダイズム)

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2023830
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「流域治水」をキーワードに福岡大学ができる地域貢献等について、学生が学長と話しました

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現在、コンクリートやアスファルトによる不浸透面積の増大や気候の変動もあって、都市域では水害が頻発しています。

福岡大学工学部社会デザイン工学科の渡辺亮一教授は、都市域における水循環について研究し、国や自治体等の各種委員を多数歴任しています。博多湾の環境を守るため、博多湾に流れ込むゴミを無くしていこうと樋井川清掃や環境学習を20年以上続ける「はかたわん海援隊」のリーダーでもあります。

渡辺(流域システム)研究室に所属する学生は、大学での講義・実験や社会貢献活動を通じて見識を深め、多くが卒業後に国土交通省や福岡県等の職員として活躍しています。8月30日(水)、渡辺教授と同研究室から9人の学生〔来春から、国土交通省(2人)、福岡県(4人)、熊本県(1人)、福岡市(1人)、太宰府市(1人)に就職予定〕が、学長室で水害やその対策方法等について話をしました。

福岡大学がある城南区には、「七隈川」が流れています。七隈川は、大雨時に水害の危険性が高い特別河川に指定されていて、七隈川上流域の約15%を福岡大学の土地が占めています。大雨時に如何に福岡大学の土地で水をくい止められるかが、地域貢献の一つになり得るなど、「流域治水」をキーワードに多くの話がありました。

朔啓二郎学長は、「大変興味ある話が聞けました。福岡大学ができる新たな地域貢献ができそうです。公務員になられる学生の皆さんが、頻発している水害をはじめ、災害関係に力を発揮してくれることが大変嬉しいです」と話し、学生にエールを送りました。