FUKUDAism(フクダイズム)

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2023410
研究
地域連携

「子どもの貧困を科学する2022実践編」の最終報告会を開催しました

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福岡未来創造プラットフォーム*(福岡都市圏の大学、産業界、福岡市の三社による共同事業)の一環で実施した「子どもの貧困を科学する2022実践編」の最終報告を開催しました。福岡大学からは添田祥史教授(人文学部教育・臨床心理学科)が世話人を務めています。

「子どもの貧困を科学する」は2019年度から毎年行い、「これまでを知り、出会い、考えたことを行動にうつす」を目標に、プロジェクトを進めてきました。プロジェクトでは、貧困問題のスペシャリストである湯浅誠氏(特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長/東京大学特任教授)が福岡市内2カ所の公民館を視察し、公民館関係者を対象とした研修会を開催しました。研修会では、「子どもの生活圏に公民館があることの意義」「全国的にも数多くの公民館が設置されている」という2つのことから、公民館職員とその関係者に子どもの貧困に関する視点を持ってもらい、地域で支える契機となるように企画されました。湯浅氏の講演を聴講した関係者は、「今後の公民館の在り方についてヒントがたくさんあった」等のコメントが寄せられました。

最終報告会の様子

参加者全員で記念写真

また、最終報告会では、これまでの受講生や一般参加者と意見交換を行いました。添田教授は『この実践編で企画した研修会や講演会は、子どもの生活圏に公民館の可能性などを改めて確認する機会になりました。私たち市民には、社会を変える力があります。それぞれに「人脈」がありますし、「得意」なことがあります。仲間を募って取り組めば、大きな力になるということを実感しました。一緒に行動したからこその連帯感や達成感もあり、この企画を通して、新たな発見や出会いが生まれました。今後も今までに培ったことを生かして、子どもの貧困について皆で取り組んでいく予定です』と話しました。