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20211112
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「福岡女子商業高校×商学部飛田ゼミ」コラボ授業 ~第4回:商学部商学科3年次生 上野友揮さん~

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福岡大学商学部飛田努准教授のゼミでは、一昨年から福岡女子商業高校(那珂川市)と連携して、学生が高校生に起業家教育を行う取り組みを進めています。

その一環で9月24日(金)、同校で学生が「アントレプレナーシップ(起業家精神)×コレクティブ・ジーニアス(集合天才)※」をテーマに授業を行いました。

例年、各学年に1クラス設置されている特進クラスでのみの対象授業でしたが、今年度からは、1・2年生の特進クラスと3年生全クラスの合計5クラスで行うことになりました。

この授業では反転授業を取り入れており、高校生は授業前に事前課題に取り組むことで、より授業の理解度を深めています。

今回、福岡女子商業高等学校の柴山翔太校長、3学年主任徳永道昭先生、3年生髙田陽香さん、飛田ゼミの上野友揮さん(商学部商学科3年次生)の4人に話を聞きました。

第4回は、飛田ゼミの上野友揮さんです。

※アントレプレナーシップ・・・不確実な未来に対して自分の身の回りにある限りある資源を活用しリスクをとった上で一歩を踏み出す勇気。
※コレクティブ・ジーニアス・・・共通の意識・目的を持つ個人一人一人の才能や個性が絡み合い、一人の天才以上の力を発することを目指す集団。


ー飛田ゼミに入ったきっかけを教えてください。

1年次生の時の基礎ゼミの担任が飛田先生でした。飛田先生は、挨拶の仕方など、勉強だけでなく、人間として大事なことを教えてくれます。この先生のもとで学びたい!と思ったのですが、当時の学科からは飛田先生のゼミに入ることができなかったので、今の学科へ転科して、飛田ゼミに入りました。

ー事前準備や授業で意識していること・工夫していることはありますか。

誰にでも分かるように言葉を砕くことです。自分では伝わると思っていても、高校生には分からないこともあるので、ミーティングでメンバーと意見を共有するなど、摺合せを行っています。「アントレプレナーシップ」を「一歩を踏み出す勇気」とするなど、言葉の意味を理解してもらえるように表現を例えるなど工夫もしています。時にはアニメや童話に例えたり、面白みをもってもらうことも意識しています。

ー嬉しかったエピソードはありますか。

高校生に自分たちの授業内容を理解してもらえた時が一番嬉しいです。授業で決めなければならないことが時間内に決まらず、駆け足で進めてしまったことがありました。どうしようと思っていたところ、高校生の方から「もう一度考えたいです!」と意見を伝えにきてくれました。高校生に授業を理解してもらえていたこと、熱意をもって自分の事として取り組んでくれていることが分かり、とても嬉しかったです。先生にもそのことを伝えると、もう一度考える時間を与えてくれて、みんなで意見を出し合いながら決めることができました。

ー授業を通してどのようなことを学べていますか。

自分の理解を曖昧にしないことの重要性を学びました。フィードバックの時に、理解が不十分だったと感じてしまうことがあります。理解が曖昧だと、同じチームのメンバーにも、高校生にも教えることができないし、来年度に向けた記録にも残すことができません。振り返りのアンケートなどで不十分だったところを明確にして、次の時間に生かすように気を付けています。

ー今後も目標を教えてください。

自分の意見を持ち、他の意見に対しても感情的にならずに反応できる人でありたいと思っています。これは、ゼミ活動での話し合いや、先輩の姿を見て感じました。

卒業後は自分にしかできないことができる仕事や、地域の人に関わる仕事がしたいと考えています。

飛田ゼミは自分のやりたいことを応援してくれるゼミです。今後も「アントレプレナーシップ」を意識して、自分が何をやりたいのかを重要視しながら、残りの大学生活も卒業後も過ごしていきたいです。

●〇コラボ授業の様子〇●