FUKUDAism(フクダイズム)

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2022728
就職
教育

高校生と福大生が発表。水族館の課題を見つけ、解決策を提案

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福岡大学では、キャリア教育の一環として、企業や自治体が実際に直面する課題に対し、学生が解決策を提案するスタイルの取り組み「課題解決型プログラム」を多数実施しています。その1つとして今年度は、株式会社海の中道海洋生体科学館(以下、「マリンワールド」)およびLINE Fukuoka株式会社(以下、「LINE Fukuoka」)と連携し、「これからの水族館の在り方・地域との関わり方について」をテーマに取り組んできました。

水族館には、「種の保存・野生生物保全」「教育・環境教育」「調査・研究」「レクリエーション」という社会的機能や目的があまり知られていないという課題があります。加えて、昨今、福岡都市圏を盛り上げる場が一層求められているという背景もあり、高校生・大学生の視点で、新しいアイデアを生み出す機会の創出やSDGsの観点で現状を学ぶことを意図して、本プログラムが実施されました。

7月9日(土)にLINE Fukuokaオフィスで行われた、本プログラムの集大成である最終プレゼンテーションの様子を紹介します。

LINE Fukuokaオフィスで現場を体感

最終プレゼンテーションの様子

今回は、高大連携の取り組みとして福岡都市圏4校の高校生37人、本学学生18人が一緒に混成の9チームに分かれて、解決策を立案・提案しました。

9チームは、地元製菓メーカーとのコラボレーションや地域貢献と環境保護活動の両立を目指すことなど、水族館の魅力向上につながるアイデアを中心に発表しました。最優秀賞に選ばれたチームは、地元でデザインや調理などを学ぶ高校生と連携し、関連グッズやお土産の商品開発から販売まで一貫して行うことを提案。審査を行ったマリンワールドおよびLINE Fukuokaからは、「テーマとの合致性・実現可能性および学生らしさが非常に表れている。明日からでもお願いしたい」との講評がありました。

最優秀賞チームの学生からは「このプログラムを通して、さまざまな視点を持つ人々との関わりが一番の気付きでした。発表までにたくさん議論してつくり上げた経験はとても貴重なものとなりました」と話しました。

今後、優れた提案については、マリンワールドで採用が検討される予定です。

商品サンプルを制作し提案

参加者全員で記念撮影