4月2日(水)、福岡大学薬学部の江川孝教授は、ミャンマー連邦共和国中部で発生した地震被害に対して、外務省の命令に基づきJICAが派遣する国際緊急援助隊(JDR)医療チーム(一次隊)の一員として、現地に赴きました。
本医療チームは、3月30日(日)に出発した5人の先遣隊を含めた32人の医療関係者やJICA職員で構成されています。
現地では、世界保健機関(WHO)が定める緊急医療支援チーム(EMT)タイプ1(診療所レベル)の医療行為を中心とした活動を4月14日(月)まで行い、15日(火)に医療チーム(二次隊)に業務を引き継ぎました。


被災地では、日中の最高気温が40度に迫る暑さが続く中、江川孝教授は国際緊急援助隊(JDR)医療チームの薬剤師として診療サイト内で医薬品の調剤、患者さんが持参した医薬品の鑑別、医薬品の管理(麻薬、狂犬病ワクチンや破傷風トキソイドなど冷所保存医薬品)の他、麻薬施用中の患者管理や看護師が行うデブリードマンの補助を行いました。
デブリードマン:「壊死した組織を除去する」ことを指し、創を清浄化する治療行為
【関連リンク】
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