福岡大学薬学部の江川教授が、12月7日(土)19時30分から放送される「新プロジェクトX」に登場します。江川教授は、2011年に発生した東日本大震災での救護活動をきっかけに、災害医療に携わっています。番組では、新型コロナウイルスの大規模クラスターが発生したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号※での新型コロナ感染患者の家族対応について紹介されます。
江川教授は、厚生労働省の要請を受けDMAT(災害派遣医療チーム)の一員としてダイアモンドプリンセス号に乗船し、船内の仮設調剤所で乗客の慢性疾患で服用している医薬品の調剤やお薬相談に応じました。また、船内では派遣されてくるDMATチームの管理や症状が悪化して船外に搬送された患者さんの家族対応も行いました。
番組は、感染者712人という大規模クラスターが発生した中で、医療従事者たちが混乱と恐怖に立ち向かった様子が描かれます。
実際の船内での治療の様子
放送:2024年12月7日(土)19時30分
再放送:2024年12月14日(土)8時15分
いずれも放送局の都合により変更になる場合があります
※本船は、2020年1月20日に横浜港を出発し、鹿児島、香港、ベトナム、台湾、沖縄を巡り、2月3日に横浜港に戻ってきました。航行中、1月25日に香港で下船した乗客が2月1日に新型コロナウイルス陽性と確認され、日本政府は全乗員乗客を対象に健康診断を実施。その結果、船内で新型コロナウイルス感染者が確認され、大規模な対応が求められました。
【関連リンク】
・NHK:新プロジェクトX〜挑戦者たち〜ウェブサイト
・研究者情報(薬学部 江川孝 教授)