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2024410
キャンパスライフ
医療

福岡大学で子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)接種を行いました

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3月15日(金)・22日(金)の2日間、福岡大学の卒業生(卒業見込み含む)を対象に、子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)の接種を福岡大学病院新館予防外来で行い、合計29人が接種を受けました。

平成9年度~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性は、HPVワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した人が多く、また国の施策で無料で接種が可能であることから、あらためてHPVワクチン接種の機会を提供するため実施しました。

また、今回本学の在学生に対して、HPV感染およびHPVワクチン接種の認知度や接種状況ついてのアンケート調査を行いました。アンケート調査に回答した学生のうち、51.1%がHPVワクチン接種を一度も接種したことがなく、「接種する決断を下すのに十分な情報がないから」「接種しに行く時間がないから」などの理由が多く挙げられました。実際に今回接種を行った学生も、「今までに接種する機会や時間がなかった」という回答が多くありました。

学内で接種できる機会を設けたことがたくさんの方の接種に繋がりました。定期接種を逃した世代は、キャッチアップ接種により有意に前がん病変の発症を減らすことができることが報告されています。無料で計3回のワクチン接種を行うには、2024年9月までに初回接種を終える必要があります。本学の在学生に対しては、2024年4月以降も学内でのキャッチアップ接種を行う予定ですので、該当される方は接種について考えてみてください。


子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスが性行為によって子宮頸部に感染することで発症すると言われ、特に、近年は若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。ワクチンの接種により子宮頸がんになる危険性が減少するとの研究データが厚生労働省からも公表されています(可能性が無くなるわけではありません)。もちろん、ワクチン接種後も定期的な子宮頸がん検診が重要となります。