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202381
医療

福岡大学病院が田主丸町の被災地へDMATを派遣

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7月10日(月)に発生した九州北部における豪雨により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

福岡大学病院では、福岡県からのDMAT派遣要請により、11日(火)から13日(木)の4日間、田主丸中央病院(福岡県久留米市)にDMATの5人の隊員および本学関係者を派遣しました。活動は主に、田主丸中央病院において、清掃作業や支援物資の供給などの災害復旧を行いました。

派遣された隊員は、「電気・上下水道が復旧し、病院の機能が徐々に回復していく中で、医療ニーズは多くなく、“できる支援”を模索しながらの活動となりました。現在の問題点は何か、それに対する解決方法は何か、と一人一人が考え、できることを行うことで、より迅速な復旧が可能になると感じました。今回の経験を生かし、さらなる災害医療の発展に貢献できるよう活動を続けていきたいと思います」と話します。

ー派遣者とその活動について
<DMAT:5人(7/12:現地へ派遣)>
・救命救急センター医局長 仲村 佳彦
・救命救急センター医師 勝村 万実
・6階北病棟主任看護師 黒木 志帆里 
・医療安全管理部主任薬剤師 今村 健
・薬剤部薬剤師 眞崎 晃

<7/10~12:災害医療コーディネーター・県庁本部へ出動、7/13:DMATロジスティックチーム・現地へ>

・薬学部教授 江川 孝

<DMAT以外の本学関係者>
・救命救急センター
副センター長 喜多村 泰輔(7/10:現地に自主的に支援物資を供給、7/12:県庁本部へ出動)

・鳥飼病院〔福岡大学病院非常勤(医局員)〕医師 田中 潤一(7/10:県庁本部立ち上げ、7/11:現地で本部支援活動)

・臨床工学センター技師 小畠 勝司〔JHAT(日本災害時透析医療協働支援チーム)の要請による出動〕

 

DMAT隊員

支援物資の供給

現地での打ち合わせの様子

簡易トイレを設置後、使い方を説明

田主丸中央病院内の様子

復旧作業を終え、本学に戻ったDMAT隊員へ花束贈呈

  • DMATとは
    「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」のことで、医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームのこと。
  • JHAT(日本災害時透析医療協働支援チーム)とは
    「透析医療を継続可能にするために組織された医療チーム」のことで、医師、看護師、臨床工学技士で構成され、災害時の業務支援や物資支援のトレーニングを受けた隊員が透析医療に関わるさまざまな支援を実施するチームのこと。
  • 関連リンク
    福岡大学病院ウェブサイト