FUKUDAism(フクダイズム)

  • facebook公式アカウント
  • twitter公式アカウント
  • Instagram公式アカウント
20211028
医療

福岡大学病院で原子力災害を想定した訓練を実施しています

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする

福岡大学病院は、災害時に医療提供の中核的な役割を担う医療機関である「災害拠点病院」に指定されています。

平成14年度に福岡県からの補助を受け、救命救急センター前にNBC災害(※1)機材庫を設置。平成28年度には、原子力災害医療協力機関(※2)に指定されています。

有事の際は被ばく傷病者を受け入れる可能性があることから、平成30年度からは年に一度の頻度で、原子力災害を想定した傷病者受入れ訓練を実施しています。

10月14日(木)には、福岡大学病院救命救急センターで傷病者受入れ訓練が行われました。訓練には医師、看護師、放射線技師のほか、テントの設営や必要機材の運搬のために医療技術職員や事務職員が参加し、被ばく傷病者の受け入れの手順を確認しました。

福岡大学病院は今後も、「あたたかい医療」の基本理念の下、地域から信頼される医療機関として責務を果たしてまいります。

※1:NBC災害・・・核(nuclear)、生物(biological)、化学物質(chemical)による特殊災害のこと。
Nuclear(核):核兵器使用、原子力施設への攻撃、事故、放射性物質の散布等
Biological(生物):細菌、毒素による中毒等(集団感染等)
Chemical(化学物質):サリン等の神経剤散布によるテロ等

※2:原子力災害医療協力機関・・・原発事故等の際に被ばく傷病者の初期治療を担う「原子力災害拠点病院」のサポートを行う医療機関。
福岡県では平成28年に九州大学病院(福岡市東区)が「原子力災害拠点病院」に指定されており、「原子力災害医療協力機関」は福岡大学病院を含め県内5拠点が指定されている。

 

受入れ前に項目をチェック

テント内で被ばく傷病者の放射線量を確認

一つ一つ確認を行いながら訓練を進める

放射線量を測定