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2024325
大濠・若葉

【大濠高校】尺八演奏家の瀧北榮山氏が大濠公園能楽堂で「尺八之會」を開催しました

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3月20日(水・祝)、大濠公園能楽堂(福岡市中央区)で瀧北榮山氏が「尺八之會」を開催しました。瀧北氏は、福岡大学附属大濠高等学校を卒業し、東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻へ進学。同大学大学院修士課程音楽研究科を修了した尺八演奏家です。古典を基盤としつつも幅広い音楽ジャンルに取り組み、最近では尺八アンサンブルの委嘱作品を多く発表するなど、音楽性を拡げて活躍されています。

一本の真竹から作られる尺八は、リードの無い歌口に息を吹き付けて音を出す日本の伝統的な木管楽器で、和楽器の中では世界で最も親しまれていると言われています。シンプルな構造の尺八の演奏技術は大変難しいのですが、扱える音が多様で音域が広く豊かな表現ができることが魅力です。

2019年3月に初めて大濠公園能楽堂でリサイタルを行い、今回は、5年振りの演奏会となりました。当日は、尺八の独奏、野村峰山氏(人間国宝)との二重奏、平野裕子氏による三絃(さんげん)と奥田雅楽之一氏による箏(こと)が加わった三曲合奏が行われました。能楽堂には、着物姿やお祝いを手にした多くの観客が訪れ、地元出身の瀧北氏の演奏に聞き入りました。

二重奏

三曲合奏

瀧北氏は「今回は自分の演奏したいことを少々詰め込んだ内容のものになりましたが、5年振りに大濠公園能楽堂で演奏できて良かったです。次はまた5年後、自分が35歳になった時に演奏したいと思っています」と話しました。

演奏後には観客席から盛大な拍手が起こり、約2時間の演奏会はあっという間に幕を閉じました。

瀧北氏のますますのご活躍をお祈りします。