11月4日(土)、福岡大学附属大濠高等学校では、「総合的な探求の時間」の授業の一環で福岡大学に在籍している留学生と交流しました。
これは、留学生との交流を通して、 国際理解を促進するとともに、自己や自国の文化・習慣等を見つめ直し、 学習をはじめ諸活動に対して積極的に取り組む姿勢や態度を養うことを目的に開催されているもので、今年で10回目を迎えます。
当日は、1年生の各教室に留学生が入り、自国についてパワーポイントなどを用いながら説明しました。大濠高等学校の生徒からは、たくさんの質問が飛び交い、文化や考え方の違いに刺激を受けながら、度々笑い声が出るなどしていました。
参加した留学生に、①参加した感想、②参加して感じた国際交流の良さ・難しさ・楽しさを聞きました。
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ライハン サルサビッラ ダルウィシさん(インドネシア出身 学部留学生)
①交流会に参加してとても楽しかったです。高校生からインドネシアの文化や日本での留学経験についての質問があり、自分の国に興味を持ってくれたこともうれしかったです。
留学経験は貴重なものなので、私の経験を聞いて行ってみたいと思う高校生が増えるとよいなと感じています。
②高校の先生と生徒とお話しする機会はなかなかないので、こういう経験ができて、国際交流は楽しいと思いました。
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カミラ ザンボンさん(ブラジル出身 交換留学生)
①日本の高校を訪問することは初めてのことで、何が起きるか分かりませんでしたが、とても温かく迎えていただき、生徒たちと楽しく話すことができました。
②来日してから同世代の人としか話していなかったのですが、高校生と話して、いろいろな経験を共有することが面白く楽しかったです。
私自身の日本語のレベルが高くないので、理解してもらえたか不安でしたが、先生方も助けてくれたり、生徒たちも私が何を言おうとしているのかを理解しようとしてくれたり、交流しようとしている姿を見ることができて嬉しかったです。
また、大濠高等学校の生徒からも交流の感想が寄せられました。
・外国の方で困っている人がいたら助けたいけれど、そのためにはしっかりと英語を勉強して、自信を持って話せるようにしたい。
・留学生が『自分で調べることも大事だけど、実際にその場所に行く経験やそこでの価値観に触れることが一番大事だ』と言っていたことで、海外への留学を前向きに考えてみようと思った。
・留学をする・しないに関わらず、英語の勉強が大切だと思った。英語を毎日勉強したい。
・自分が興味を持ったことに、恐れずに挑戦していきたいと思った。また、勉強だけでなく、他の人々の価値観も学んでいきたい。
・今のうちにたくさんの文化や人と関わることが大切だと思った。また、日本のアニメや漫画、音楽は外国でも人気だと知ったし、日本語はとても難しい言語だとあらためて感じた。外国(海外)でコミュニケーションを取るためには英語が基本なので、英語の勉強を頑張りたい。
・外国に行きたいと思ったことは何度もあるけれど、住むとなると会話もできないし、知り合いもいないので諦めていました。しかし、今回楽しそうにしている留学生を見て外国に行きたいと思った。
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関連リンク
附属大濠高等学校ウェブサイト
国際センターウェブサイト