若葉高校野球部、2年目の挑戦
新型コロナウイルスの影響で、夏の甲子園大会とその出場権を争う福岡大会の中止が5月に決まり、一時は代替大会の開催も断念されました。しかし、福岡県の代替大会「がんばれ福岡 2020」の開催が決まり、今月から各地で熱戦が繰り広げられています。
7月18日(土)・19日(日)に行われたリーグ戦では、2戦2敗でリーグ3位の結果に終わった若葉高校野球部。リーグ戦の結果をもとに各地でトーナメント方式の試合が始まり、1回戦となる武蔵台高校との一戦に挑みました。
7月23日(木)に福岡大学野球場で行われた試合を取材しました。
- 1回戦
若葉高校 3−10 武蔵台高校
・序盤に失点を許すも、その後はテンポよく守り続ける展開
若葉高校の先発ピッチャーは江藤選手(2年生)。序盤は制球が定まらず、フォアボールなどから相手に3失点を許してしまいます。しかし、2回からは徐々にストレートに伸びが出始め、内角と外角を上手く使い分ける投球を展開します。相手打線を凡打に抑え込みます。
・5回表、3点差を追いつく
好投を続けるピッチャーを援護したい打撃陣は5回表、相手のエラーも絡み3点を入れ同点に追いつきます。
ベンチも一体となって盛り上がりを見せます。
・6回裏に勝ち越しを許し、7回裏に大量失点。コールド負けを喫する。
その後も江藤選手の好投が続きますが、6回裏に2アウトからエラーで許したランナーをタイムリー3塁打で返してしまい、勝ち越しを許します。7回裏からは継投に入りましたが、フォアボールから守備が乱れ、一挙に6失点。悔しいコールド負けとなり、初戦敗退に終わりました。
若葉高校野球部は創部2年目のチーム。2年生・1年生チームが3年生相手に挑みました。
フォアボールやエラーによる守備の乱れは少なかったものの、一度ミスが生まれると連鎖反応を起こしてしまったことが敗因の一つでした。また、監督・キャプテンともに「投手層の厚さを増すこと」をチームの課題に挙げました。9イニングの試合で勝つためには、継投で守り抜く投手陣が必要で、「来春までに投手陣の強化を図っていきたい」と話します。
来年は同部1期生が3年生として最後の夏に挑みます。今大会での経験・悔しさを糧に、秋と春の大会、そして集大成となる来夏の選手権大会に向けて練習を続けます。