コロナ禍において、国際交流はなかなか難しく感じませんか。しかし、コロナ禍であっても自らが積極的に国際交流を求めて行動することで、その機会が得られ、さまざまな気付きや価値観に出合うことができます。
今回は、初めての「国際交流」を通して他国の方と触れ合い、さまざまな気付きがあったという、福岡大学経済学部経済学科4年次生の小川敦也さんに話を聞きました。小川さんは「ベントウ・ジャーニー」と題した北九州市の食材で弁当を作りながら、外国人留学生と日本人学生が交流する3泊4日のツアーに参加しました。
−参加までのいきさつを教えてください
友人が他大学のゼミ活動で、旅行プランを商品化するプロジェクトに取り組んでいて、今回の「ベントウ・ジャーニー」に招待されました。私自身、初めての国際交流で不安はあったものの、プロジェクト内容を聞き、とても面白そうだと感じて参加しました。参加者はベトナムからの外国人留学生2人、日本人学生2人と少人数ではありましたが、参加者同士仲良くなり、いわゆる“同じ釜の飯を食べた”ことでさらに絆が深まりました。
−3泊4日の中では、どんな交流イベントが行われたのですか
「ベントウ・ジャーニー」の名のとおり、弁当作りが主に行われ、アクティビティもありました。
1回目の弁当作りは北九州の旦過市場でベトナム人女子留学生2人と食材の買い出しから始まりました。決まった金額の範囲内での買い物は難しく、多くの食材を使うとなるといかに安い食材を買うことができるか、食材探しに苦労しました。弁当を作った後、公園へ移動して、みんなで食べました。2回目は子ども食堂へ行き、子ども達と一緒に弁当作りをしました。2回ともわれながら、とてもおいしい弁当でした。
アクティビティでは、子ども達とベトナムのじゃんけんゲームで遊んだり、留学生と一緒にミッションをクリアするイベントがありました。「TOTOミュージアムまでたどり着き、見学する」というものと「銀河鉄道999の作者である松本零士さんの作品と連携してデザインされたマンホールを全て探し当てる」というものです。普段なかなか行かない場所やしないことを留学生と一緒に行うことで、とても楽しく感じました。
また、皿倉山で夜景を見たり、小倉城や門司港レトロなど観光名所を巡りました。自由時間には、留学生とベトナム料理店でカエル料理を食べました。初めて食べましたが、抵抗なく意外とおいしく食べることができました。

留学生と一緒に皿倉山へ(一番左が小川さん)

ベトナム料理店での小川さん
−ツアーのコロナ対策はどうでしたか
−参加してみての感想(良かったことや苦労したこと)を教えてください

留学生を手伝う小川さん

完成した弁当を披露する参加者たち
−国際交流の魅力は何ですか