FUKUDAism(フクダイズム)

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202122
国際交流
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政府が海外配信 : 太平洋の島々をごみから守る「福岡方式」

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世界に広がる「福岡方式」を開発・普及させてきた福岡大学と福岡市

1975年に福岡大学と福岡市が共同開発したごみ埋め立て技術の「準好気性埋立構造」は「福岡方式」と呼ばれ、メタンガス排出や廃棄物による浸出水の汚染を抑制する効果があることから、福岡市を皮切りに国内の埋立場で数多く採用され、1979年には旧厚生省(現環境省)により実質的な日本標準として認定されました。

また、2011年には、国連CDM(クリーン開発メカニズム)理事会において「福岡方式による既存埋立場の改善がカーボンクレジットを認める新たな手法」として認定されました。

「福岡方式」は埋立地の改善効果に加えて、安価な材料で比較的簡便な技術で建設ができることから、持続可能な埋立方式として、1991年にマレーシアで海外第1号の「福岡方式」の埋立地が建設されて以降、世界中で普及が進み、国内外の環境問題の解決に大きく貢献してきました。

この間、福岡大学と福岡市は共同でアジア太平洋地域等からの研修生の受け入れや技術者の派遣を通して、人材育成や埋立地改善のための技術支援を行ってきました。

「福岡方式」は現在でも、国連ハビタットや国際協力機構(JICA)によって海外への普及活動が続けられており、アジア太平洋地域から中南米・アフリカなどにも広がっています。そしてこの度、大洋州島嶼国への国際貢献が、日本政府の海外向けオンラインマガジンHighlighting JAPAN(2020年8月号)で紹介英語・日本語されました


「福岡方式」の海外技術移転第1号:マレーシアの事例

  • 【お問い合わせ先】
    福岡大学工学部資源循環・環境グループ  田中綾子 教授
    電話:092-871-6631(内線:6474)
    メール:ayakot★fukuoka-u.ac.jp
    ※メールを送る際は「★」を「@」に変えてください。