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2020721
国際交流

国際交流棟での暮らし① ~英語"で"勉強する~

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国際交流会館外観

福岡大学には、日本人学生と外国人留学生が共同生活を送ることのできる国際交流会館国際交流棟(大学直営寮)があります。

施設の概要はこちらをご覧ください。

2020年4月現在)

  • 日本人学生:50人(九州・沖縄地方34人、中国・四国地方11人、東海・北陸地方5人)
  • 外国人留学生:7人(イギリス1人、フランス1人、フィンランド1人、中国3人、ベトナム1人)
    ※新型コロナウイルス感染症の影響で、外国人留学生数は極めて少ない状況です。通常は50人程度が生活しています。




    国際交流棟で学生の皆さんはどんな生活をしているのでしょうか、気になりませんか?

    今回は国際交流棟の学生委員長である六箱(ろくばこ)詩織さん(スポーツ科学部2年次生)にお話を聞きました。

ー国際交流棟を選んだ理由は
もともと国際交流に関心があり、高校は国際コミュニケーションコースを卒業しました。大学はスポーツ科学部に進学したため、国際交流を続けるためには留学生と共同生活ができる、国際交流棟に住むのが一番良いと思ったからです。

ー国際交流棟での暮らしの魅力は
現在は新型コロナウイルスの影響でなかなか難しいですが、通常、ロビーでは男女関係なく誰でも集まれるので、一緒に勉強したりゲームで遊んだりして交流しています。共有のキッチンでは、各国の料理を作り合って楽しくコミュニケーションを取っています。国際交流棟での生活は、日本語と英語が半々です。アジア人同士では日本語で話すことが多いですが、ヨーロッパの留学生とは英語も使うため、自分の英語力も伸びます。例えばフランスの留学生には、英語で日本語を教え、英語でフランス語を教えてもらうといったように、それぞれの言語を互いに学習し合っています。いろいろな言語に触れる機会があり、コミュニケーションの幅が広がります。 留学生とは帰国後もつながっていることができるので、楽しいです。 留学生と関わることで実用的な英会話が身に付いていると感じます。

ー国際交流棟での生活で気をつけていること
大学の寮として規則がしっかり決まっているため、それを留学生にきちんと伝える必要があります。留学生が日本に来た最初の説明会では、十分に理解できていないことが多いので、日本人学生がどう説明していくかが重要です。シンプルな言葉を選び、分かりやすく伝えられるように気をつけています。

ー国際交流棟に住んでみて感じたこと
ここでは英語“を”勉強するのではなく、英語“で”勉強することができます。留学生が失敗を恐れず、ミスしても積極的に日本語を話そうとしている姿を見て、自分の英語も完璧でなくても話すことに意味があるんだということに気づきました。学ぶ環境も大事ですが、行動することの方がもっと大事だと感じています。

ー委員長として心掛けていること
国際交流の場をできるだけ多くつくるために、日本人同士でイベントを開催しようという話が持ち上がったら、留学生も一緒にしようと声掛けをするようにしています。今は新型コロナウイルスの影響でなかなかできませんが、できるだけ多くのイベントを開催してコミュニケーションを取りたいと思っています。



六箱さん


六箱さんの将来の夢は「通訳なしで外国人と接することのできるプロスポーツのトレーナーになること」。「コミュニケーション力を伸ばすだけではなく、日本のことを考えたり日本を外から見て感じたりと視野を広げることのできる国際交流はこれからも続けていきたい」とイキイキとした表情で語ってくれました。

国際交流をしたいのに英語に不安があるため、どうしたらよいのか一歩を踏み出せない方へ、「失敗を恐れず積極的に行動することでコミュニケーションは取ることができる、挑戦してほしい」と力強いメッセージを贈ってくれました。