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202079
国際交流

【私費留学生】 留学は自分自身を客観視するための近道

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今回は、イギリス留学中の経済学部産業経済学科3年次生(原田ゼミ)の末松蓮佳さんを紹介します。末松さんは2019年9月から2020年8月までの1年間、ウエストミンスター大学留学(9カ月)現地企業インターン(3カ月)の私費留学をされています。現在、イギリスも新型コロナウイルスの流行で大変な状況ですが、現地で頑張っている末松さんがいろいろと答えてくれました。
 


−イギリス留学を決めた理由は
 多くの価値観に触れ国際性を養いたいという留学目的を1番達成できそうな国だったからです。ロンドンは英国の政治、経済、文化が集結しており、他国からの移住率が高くイギリス人に出会うほうが珍しいほどの国際都市です。大都市での刺激的な留学生活を送りたいと思いイギリスに決めました。

−イギリスの大学での学び
 大学の学部授業で「人種への理解」「国際政治と移民」「ロンドンファッション」の3つの科目を履修しました。日本の大学のシステムとは違い、1つの科目毎に複数の授業(講義、セミナー、ワークショップ等)が含まれています。生徒の国籍やバックグラウンドが多様なため、授業では毎回白熱したディスカッションが行われ圧倒されましたが、ここでしか体験できない学びの場にうれしさを覚えました。また、イギリスの視点から見た歴史は日本での解釈と違うところもあり興味深かったです。

−自分の変化を振り返って
 「世の中にはいろんな価値観が存在する」ということをより理解できるようになりました。またそれと同時に多様性を受け入れつつも自分の考えを的確に伝えることが重要だという姿勢も身に付いたように思います。

私にとっての留学
自分自身と日本を客観視するための近道です。海外と日本を相対的に見ることで、日本文化のすばらしさに気づくこともあれば、世界情勢から取り残されていて『井の中の蛙』状態だなと感じることも多くありました。最初は世界とつながりたいという好奇心だけで留学に取り組んでいましたが、今ではグローバル社会における異文化理解と日本への客観視の必要性を感じています。



現在はイギリスの大学での授業を修了し、現地企業のインターンシップに参加しているという末松さん。新型コロナウイルスの影響で出社勤務は週に数回、基本はリモートワークで参加しているそうですが、この状況下での経験がこれからの学生生活、そして社会人生活に生かされるはずです。

歴史的な建造物と近代的なビジネス街

ウエストミンスター大学外観