FUKUDAism(フクダイズム)

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2026821
キャンパスライフ
ふくらませ、大胆に。

自分が困った経験を生かして、アプリ開発で誰かを支えたい

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福岡大学で学び、挑戦し、夢を追う学生たちに迫るインタビュー企画、「ふくらませ、大胆に。」

学びに向き合う姿勢や将来への想い、日々のキャンパスライフを通した一人一人の個性と成長をお伝えします。


理学部地球圏科学科2年次生 安藤 光希 さん

アプリ開発のきっかけは「困り事」

大学1年次生の終わりに起業しました。目的は、ADHD(注意欠如・多動症)の人の困り事をサポートするアプリを作るため。元エンジニアの父と一緒に、リリースの準備を進めています。

実は、僕はADHDの特性を持っています。人の話を聞きながらメモを取るのが難しいこと、やるべきことは分かっていても行動に移せないこと、提出物や予定を忘れてしまうことなど、日常生活の中で困り事が生じることがあります。

端から見ると“怠けている”と思われそうな行為もあるため、中学校時代は学校生活がつらいと感じた時期もありました。だからこそ、「そうした悩みを少しでも軽くできる仕組みがあれば、自分と同じように困っている人の助けになるのではないか」。そう考えるようになりました。

現在開発しているアプリは、会話や授業の中から必要な情報を整理し、やるべきことを分かりやすく残したり、行動を促したりするものです。ただ便利なアプリを作りたいわけではなく、当事者だからこそ分かる、使い勝手や負担減につながる仕組みを、アプリとして形にしていきたいと考えています。

のめり込んだ過去の時間が、未来を拓く

ADHDって、何だか大変そうだなと思われるかもしれません。でも、この特性が進路を切り拓くきっかけになったのもまた事実です。

幼少期から、興味を持ったことにはのめり込むタイプで、小学校4年生の頃には、昆虫図鑑に書かれていたメンデルの法則に興味を持ち、アルビノと呼ばれる色素がほとんど現れない個体を掛け合わせると、通常とは異なる色合いの個体が生まれることがあることを知り、自分で育てて確認してみたいと思うようになりました。

自宅でニジイロクワガタを飼い始め、年間を通じて飼育環境を整えつつ何年も交配を繰り返しながら、ついに7年後。目が白いニジイロクワガタの交配に成功。その間の過程をブログで発信し続けました。興味の対象は生き物だけに留まらず、ポケモンのタイプや種族値を覚えて、データからポケモンを推測したり、ピアノを音で覚えて弾いたり。自分の特性は、さまざまな分野で深掘りする原動力になっていたと思います。

福岡大学へは総合型選抜入試で受験しましたが、面接時に話した内容はニジイロクワガタの研究でした。自分が好きで積み重ねてきたことが、合格という結果で評価されたのは嬉しい経験でしたし、何かに挑戦しようと思う大きなエネルギーになりました。

同じように困っている人を、支える仕組みづくりを

理学部地球圏科学科で学ぶ中でも、もともと興味のあった生物や遺伝の分野への関心は一層強まっています。生き物の形質がどの様に受け継がれ、変化していくのかという面白さは、子どもの頃からずっと自分の中にあるテーマですね。

一つのことに強く、深く集中する力は、時に生きづらさにもつながります。でも、その特性が、研究や開発のように深く考え続けることが求められる場面では、大きな力になるとも感じています。自分の特性をマイナスのままで終わらせず、プラスに変えていきたいと思っています。

今後は、開発中のアプリをより多くの人に使ってもらえる形にしていくことが目標です。自分が困ってきた経験を、誰かを支える仕組みに変えていく。その挑戦を、これからも続けていきたいです。

【関連リンク】
FUKUDAism「ふくらませ、大胆に。」(これまでの記事を全て掲載)
公式Instagram(「ふくらませ、大胆に。」別記事掲載)
理学部ウェブサイト

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