福岡大学薬学部では、2023年度から学生が将来のキャリアに必要な意欲や態度、能力を育成することを目的とした課題解決型プログラム「ふくやくプロジェクト」を実施しています。
9月2日(水)・3日(木)の2日間、プロジェクトに参加する3年次生8人が、田川市と飯塚市でフィールドワークを行いました。本取り組みは、医療の地域格差や地域における薬剤師の役割について学び、地域医療への理解を深めることを目的として実施しています。
学生たちは、国が提供するデータプラットフォーム(RESAS、jSTAT MAPなど)を活用し、事前に地域の人口動態や医療資源の状況を分析したうえで現地を訪問しました。
1日目は田川市立病院と飯塚市立病院では、病院薬剤師の業務や地域医療の特徴について学び、薬局やドラッグストアでは在宅医療の現状や地域における薬剤師の役割について理解を深めました。
2日目には、田川市薬剤師会会長の中原学先生から、学校薬剤師の役割や近年社会問題となっているオーバードーズへの対応について話を伺いました。その後、田川市急患センターなどを見学し、データ分析だけでは把握できない地域医療の実情や地域住民の暮らしについて学びました。
病院薬剤師の役割について学ぶ学生
データでは分からない地域医療の実状に触れる
引率した小野和彦助教は、「事前のデータ分析を通して地域の課題を把握し、現地での見学や対話を通じて理解を深めることで、薬剤師として地域にどのように貢献できるかを考える機会となりました」と振り返ります。
参加した金城唯希さん(薬学部3年次生)は、「医療だけでなく、地域の魅力や地域を支える方々の温かさにも触れることができました。データだけでは分からない多くの学びを得ることができ、今後の学びや将来の進路について考える貴重な経験となりました」と話しました。
協力:株式会社くすりのコーエイ、スマイル薬局、薬心堂薬局、あおば薬局、田川市立病院、飯塚市立病院、田川市福祉部保健福祉課、地域医療薬学研究室、薬学教育学研究室
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