福岡大学薬学部5年次生の平井利奈さんと杉原淑乃さんは、健康危機管理薬学研究室の牛尾聡一郎助教の指導を受け、本学として初めて医療情報技師能力検定試験に合格しました。
医療情報技師とは、保健医療福祉の質と安全の向上のために、医療の特質を踏まえ、最適な情報処理技術を用いて、医療情報を安全かつ適切に管理・活用・提供することができる「保健医療福祉分野の専門職」です。医療情報技師能力検定試験の2024年度の合格率は27.2%と狭き門です。
平井さんと杉原さんはWADEM2025(世界災害救急医学会)で研究成果の発表にも積極的に取り組んだり、実験・実習で日々勉学に励んだり、限られた時間の中で隙間時間を利用しながら、本試験に挑みました。
自らも医療情報技師の資格を持ち、指導に当たった牛尾助教は、「医療情報技師は、医療現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進やデータ活用が進む中、薬剤師としての活躍の場を広げる資格です。研究室配属時から、二人とも薬剤師プラスアルファの資格として医療情報技師に興味をもち、試験勉強中に過去問で解らないところを熱心に質問してきました」と2人の努力を評価します。
学会で「毒性物質の解毒剤の有効期限予測」を発表する平井さん
学会で「災害通知文書のAI検索システム」を発表する杉原さん
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