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2025108
教育

薬学部「ふくやくプロジェクト」がフィールドワークを通して地域医療の現場を体験しました

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福岡大学薬学部では、2023 年度から課題解決型プログラム「ふくやくプロジェクト」を行っています。

9月4日(木)・5日(金)の2日間にわたって、3年次生の8人が田川市と飯塚市で地域の医療現場を体験しました。本プログラムは、国が提供するデータプラットフォーム(RESAS、jSTAT MAP等)を用いた公共データの分析手法を習得しながら、実際に地域医療の現場を体験するという実践的学習プログラムです

プログラムでは、田川市立病院や飯塚市立病院、薬心堂薬局やスマイル薬局を訪問し、各医療機関の特色と共に福岡市よりも高齢者比率の高い筑豊地区の医療体制について学びました。また、田川市薬剤師会会長の中原先生が管理薬剤師を務めるあおば薬局と地域に根差したドラッグストアの見学、くすりのコーエイ代表取締役田中社長との座談会や田川市行政との意見交換会を通じて、薬局や行政の連携についても理解を深めました。

病院薬局を視察

ドラッグストアを見学

参加した河野凪紗さん(薬学部3年次生)は「自分ではイメージできていない経営や行政の視点を学ぶ機会が多くあり、在宅医療や漢方など自分の得意分野に特化して働く薬剤師や街の保健室として機能する調剤薬局併設型ドラッグストアの薬剤師など、それぞれの仕事内容についても知ることができました。地域の特性を考え、将来の進路を考えるきっかけにもなりました。今回のフィールドワークを機に筑豊地域へ貢献できることについて今後も考え続けたいです」と2日間のプログラムを振り返りました。

引率した牛尾聡一郎助教(薬学部)は「本フィールドワークの実施は2年目です。今回は事前に公共データの分析をしてもらい、実際のフィールドワークと組み合わせることで、地域問題に対して自分たちが何をできるのかを考えてもらいました。これにより主体的に活動することができ、現場での質問の質も高度になり、非常に充実した学びとなりました。ご協力いただいた筑豊地区の皆さまに感謝します」と話します。

田川市行政と意見交換

参加者全員で記念撮影

【協力】
株式会社くすりのコーエイ、スマイル薬局、あおば薬局、薬心堂薬局、田川市立病院、飯塚市立病院、田川市福祉部保健福祉課、健康危機医療薬学教室、薬学教育学教室

【関連リンク】
薬学部ウェブサイト

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