福岡大学薬学部で2023年度から実施している課題解決型学習プログラム「ふくやくプロジェクト」では、2期生の2チームが5月25日(日)に行われた大賀薬局の健康イベントにブース出展しました。
チームAは廃棄するコスメをクレヨンに再生(Rebone)して、乳がんのピンクリボン(ribbon)運動を促す取り組みです。来場した子ども達はチームで作ったReboneクレヨンを用いてリボンポスターの塗り絵をし、保護者の方には乳がんの啓発パンフレットを配付し、啓発活動を行いました。


チームBは紙芝居を用いて子どもの拒薬を改善する試みに取り組みました。学生が考案したキャラクターの「ふくちゃん」が薬を飲むことで病気が改善することを教えるというストーリーに子ども達は真剣に話を聞いていました。紙芝居は小さな子どもでも分かりやすく興味を持つように工夫を施しました。


2期生にとっては、初めてのイベント参加となりましたが、両チームともに来場者とコミュニケーションを取り、企画したプロジェクト内容の説明を分かりやすく伝えていました。
参加した2年次生の堤一孝さんは、「イベント参加は初めてで、少し緊張しましたが、紙芝居を見た子ども達から『お薬ちゃんと飲む』という声を聞くことができ、とても嬉しかったです。今回のイベントに参加し、楽しみながら薬に興味を持ってもらえる工夫の大切さを学びました。将来、患者さん一人一人に寄り添い、年齢や立場に応じたコミュニケーションができるよう、これからも成長していきたいです」と話します。
【協力】
株式会社大賀薬局、福岡大学人事課、薬学教育学教室、救急・災害医療薬学教室
【関連リンク】
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