10月14日(月・祝)に鹿児島で開催された九州山口薬学会の学生フォーラムで、薬学部の三井所初咲さんと福田絢葉さん(いずれも2年次生)が発表しました。薬学部では4年次生以降に、学会発表を行うことはありますが、2年次生が行うことは稀なことです。
発表内容は2024年5月の健康イベントで行った親子参加型の「おくすりしおり」作りの取り組みについてです。
「お薬手帳を通して、家族で薬について考える機会を作ること」「患者自身が自分の体調や薬に関心を持つ機会を作ることができないか」という考えから本取り組みは始まりました。子どものアレルギー歴や飲めるくすりの形状などの重要事項をしおり型にして、お薬手帳に挟むことで、薬剤師が手早く確認出来る、孫から祖父母へ塗り絵をしたおくすりしおりをプレゼントするなどのアイデアが発表されました。
おくすりしおりのプロジェクトを通して、学生の「患者のアドヒアランス向上」「薬剤師と患者のコミュニケーションのきっかけ」など、お薬手帳持参率の向上に繋げ、より患者に寄り添える薬剤師になりたいとの想いを伝えました。
発表を聞いていた薬剤師会の方からは「素晴らしい発表だった。社会人の発表に全く見劣りしない」と感想が寄せられました。
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【協力】
福岡市薬剤師会、NPO法人こどもとくすり、株式会社大賀薬局、一般社団法人日本薬学生支援機構 -
関連リンク
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