9月26日(木)、福岡大学薬学部3年次生対象の科目「コミュニケーション学講義(責任者:神村英利教授)」の一環として、鮎川洋助教が価値観カードを用いたコミュニケーショントレーニングを行いました。
価値観カードを用いた今回の授業は、長期的なキャリアパスの軸になる自分の価値観に気づき、相手を否定しないコミュニケーションのスキルアップに繋げることも目的としています。
本トレーニングは「人間関係」「薬学・医療人マインド」「守り・安定性」「攻め・積極性」「資質・性格」「成長・意欲」と6つに色分けされた価値観カードを1人5枚ずつ配布し、毎ターン1枚ずつ引き、自分に合わない価値観のカードを捨てていきます。最後に残った大切な価値観カード5枚をグループ内で発表するという手法です。
価値観カードは、株式会社ユニコーン薬局の田代結城さん(2007年薬学部卒業)が開発したもので、「薬剤師の仕事が多様化する中で、自分らしく社会で活躍してもらいたい」という想いが込められています。
参加した学生からは、「カードを選択していくのは簡単だけど、その理由を相手に伝えるのは難しく、相手に説明する能力を高めるトレーニングになった」「普段は話したことのない人と話すことで、より客観的に自分のコミュニケーションスキルを知ることができた。自分の持つ価値観を順序付けたり、色で判断したりすることで何に重きを置いているか可視化することができた」「自分とは違う価値観や考え方を知ることができた。それにより、さまざまな価値観をもつ患者さんと向き合うにあたって、どのような関わり方をすべきかを考えるきっかけとなった。自分の価値観についても可視化、言語化することで自己分析することができた」という声が寄せられました。
薬学部では、今後もロールプレイなど実践的な手法で、コミュニケーションのスキルアップを図り、社会生活に役立つ授業を行っていきます。




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協力
株式会社ユニコーン薬局、一般社団法人日本薬学生支援機構 -
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