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教育

夏期セミナー事前研修を実施しました~東日本大震災から防災・減災を学ぶ~

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福岡大学では、「防災」と「観光・街づくり」の2つをテーマとして隔年で夏期セミナーを実施しています。

今年度は「防災・減災」を主たるテーマとし、東日本大震災の被災地への訪問を通して、被災地および被災地産業の現状 ・ 課題、地域の魅力等を考えるとともに、事前・事後研修を含むプログラム全体を通して主体性や社会性を身に付けます。また、日本各地で頻繁に発生する災害への対応力の向上 、防災に関する知識の普及、防災へのアクションの促進および復興に向けた取り組み等、被災地のその後にも積極的に関与できる人材の育成を目的として 「防災・減災」について多角的に学びます。

参加学生は、6月から事前研修を重ねた後、8月16日(金)から21日(水)の6日間で東日本大震災被災地(宮城・福島)を視察し、12月に活動報告会を実施します。

事前研修を3回実施

参加学生に本セミナーの参加理由や研修で学んだことについて話を聞きました。

・御護守 奈々子ルナさん(医学部看護学科4年次生)


 

  • 夏期セミナーの参加理由を教えてください。

夏期セミナーに参加しようと思ったきっかけは大きく分けて2つあります。一つは、2年次で「災害看護」という講義を学んだことです。災害の被害にあった人に対しての看護に興味を持ち、改めて看護師になろうと強く思ったいました。
もう一つは、私自身が東日本大震災を体験したからです。毎日の余震や停電で恐怖を抱いていたのを覚えており、現在の福島をはじめとした被災地は13年の時を経てどのように変化して、現在どうなっているのかを知りたいと思ったからです。

  • 事前研修で感じたことや気付いたことは何ですか?

事前研修では福島のイメージを考える機会がありました。福島に実際に行ったことがあるという学生もいましたが、私自身は行ったことがなかったため、やはり「東日本大震災の被災地」というイメージを強く持っていました。しかし、事前研修で現地のことを調べると、住民や観光客が安心して過ごせる工夫などを行っていることが分かりました。実際に現地に行って自分の目で確かめたいと思います。

  • 現地研修ではどのようなことを学んできたいですか?

現在の復興状況や復興困難要因を調べたいです。また、可能であれば地震発生直後からその後の様子や自衛隊が活動開始できるまでに要した時間など、被災後の行動のことも学びたいと思っています。理由としては、私が将来DMAT(災害派遣医療チーム)に所属したいと思っており、実際に災害発生直後の現場に行くことが多くなるため、今回の研修を通してイメージを膨らませておきたいと考えているからです。