7月19日(金)、福岡大学薬学部1年次生対象の科目「薬学情報処理リテラシー演習(責任者:池田浩人教授)」で仮想現実(VR)を活用した医療 DX に関する授業を行いました。授業で牛尾聡一郎助教(薬学部)は、医療現場におけるデジタル技術の活用事例や技術革新の未来展望について説明しました。
学生は、VR ゴーグルを装着し、仮想現実内で実際に行われている薬剤師の在宅業務を体験しました。最新のデジタルツールである個人の医療・健康・介護の情報を一元管理するアプリを活用し、薬剤師がどのような情報にアクセスし、生かすのかを学びました。
今回使用した VR コンテンツは、本学卒業生の木村郁哉さん(2015年薬学部卒業)が起業した株式会社 Medswell、サワイグループホールディングス株式会社、株式会社白獅子による共同開発のもので、薬剤師教育に特化した教育コンテンツとなっています。
牛尾助教は、「臨床現場における薬剤師の役割は日々拡大しています。患者さんや医師としっかり向き合う時間を確保するためには、デジタル技術を効果的に活用することが不可欠です。今回の VR 体験を通じて、学生たちが具体的なイメージを持つことができたかと思います」と話します。
本学薬学部では、1年次生から薬学領域における情報処理の活用方法についても学びます。これらの授業を通して、医療情報を安全かつ適切に管理・活用・提供できる薬剤師を目指します。
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