6月22日(土)、福岡大学会計専門職プログラム主催で、日本で初めて元プロ野球選手から公認会計士となり、現在では多方面で活躍している奥村武博氏を講師にお迎えし、「元プロ野球選手がまた一歩踏み出した理由~公認会計士・奥村武博が福岡大学生に伝えたいこと」と題し、講演会を開催しました。
奥村氏は、高卒でドラフト指名され阪神タイガースに入団。退団後は、打撃投手や飲食店のアルバイト、会社員を経ながら、24歳で公認会計士の勉強を始め、会社員の傍ら10年かけて公認会計士試験に合格しました。現在は、公認会計士や税理士の仕事にとどまらず、執筆や講演活動、プロアスリートのセカンドキャリア支援に取り組むなど、活躍の場が大きく広がっています。
奥村氏は、「この1時間の講演の中で、目的意識を持って話を聞いてほしい。1時間後、自分にとって何を得たのか、何が効果的なのかを感じていただければ」と話し、自身の体験を踏まえ「なぜ、学ぶ必要があるのか」「捉え方を変えれば好転する」「超えられない壁は自分」と題し、講演いただきました。また、「行動を起こさないと何も始まらないため、行動した自分を褒めてあげてください。たとえ失敗したとしても行動した成果の一つに過ぎないため、次の糧にすればいいと思います」「自分で自分の可能性を閉ざしてはダメ、どうすればできるか考えることが大事です」などと学生にエールを送りました。
約200人の参加者からは、「モチベーションの保ち方」「今後のキャリアについて」などの質問がありました。
講演後には、本学総合体育館バレーコートにて、奥村氏が振興に携わる「ベースボール5*」の体験を交えたレクリエーションを行いました。参加した学生たちは、元プロ野球選手の奥村氏にルールなどを教わりながら、講演とは異なるスポーツで交流を図ることの大切さにも気付きました。
*野球を原型として考案されたスポーツ

講演中の奥村氏

学生たちとレクリエーション
会計・財務関連業務の多様化やグローバル化に伴い、社会からは、高度な専門能力を持った会計専門家が求められており、このニーズに応えるため、本学商学部・商学部第二部では、2012年4月から「会計専門職プログラム」をスタートさせました。在学中に公認会計士・税理士などのハイレベルな資格試験に合格することを目指す本学独自のプログラムです。創設から延べ43人が公認会計士試験に合格するなど、着実に実績を挙げています(詳細は商学部ウェブサイト)。
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関連リンク
商学部ウェブサイト
会計専門職プログラム 公式X