福岡大学では、福岡市立高等学校(福翔、福岡女子、博多工業、福岡西陵高等学校)と高校・大学間の教育活動および教育に係わる研究や問題について連携・協力し、それぞれの教育の充実・発展を図ることを目的に連携協定を結んでいます。
その取り組みの一環で、7月3日(水)、本学で高大連携プログラム「大学で学ぶということ」を開催し、3校(福翔、博多工業、福岡西陵高等学校)から1・2年生198人が参加しました。
本プログラムは、大学進学の当たり前を問い、大学における学びのイメージを掴んでもらうことで、進路を考えるきっかけとしてもらうこと等を目的に開催しています。
今年度より、人文学部教育・臨床心理学科の「学校インターンシップ実習」という科目の一環として、授業を履修している学生が主体となってプログラムの内容を考案しました。当日は、「大学の学びを考えよう」と題し、高校生に大学生を疑似体験してもらいました。
グループワークでは、高校ごとに5~7人のグループをつくり、本学の学生総勢43人が1グループに1人以上付き添い、「学生サポーター」としてサポートしました。
アイスブレイクで仲も深まった高校生と学生サポーターは、履修登録を体験しました。広報誌『大学案内』を基に興味のある学部を選択した後、シラバスで授業の詳細を確認し時間割表に科目名を記入しました。学部や科目の選択に迷う高校生に学生サポーターが丁寧にアドバイスして時間割表を完成させました。
学内の施設見学では、「大学探検」と題し、指定された3ヵ所を巡るスタンプラリーを行いました。広大なキャンパスのため、目的地を探すのに多くの時間を割いていました。
本プログラムへの参加者からは、次の感想が寄せられました。
「大学への進学は希望していたが、大学での学びや設備などについて全く分からなかったので、実際に体験したり見たりすることができて良かった。履修登録体験を通して、自分の志望する学部では何をどのように学んでいくのかということを知ることができた」。
「大学に来たのは初めてで少し緊張したけれども、大学生の皆さんが優しく話しかけてくれて楽しくプログラムを受けることができた」。
「大学生の普段の様子を間近で見て、大学生活が楽しそうだと感じた。自分がどんな大学生活を過ごすのかよりイメージできたので、今後の大学受験へのモチベーションとなった」。
なお、今後は本プログラムの一環として模擬講義を実施していきます。