令和5年司法試験では、福岡大学法科大学院修了生1人、在学生(司法試験在学中受験プログラム履修者)1人が合格しました。
2回にわたって合格者に本学法科大学院の魅力や勉強法等についてお伝えします。

藤島 雄太さん
北九州市立大学法学部法律学科2013年3月卒業
九州大学大学院法務学府実務法学専攻(法科大学院) 2016年3月修了
九州大学大学院法務学府実務法学専攻(法科大学院) 2016年3月修了
福岡大学法科大学院2024年3月修了
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福岡大学法科大学院への志望理由
一番の決め手は経済的支援が充実していることです。
全国の法科大学院の中でも比較的授業料が安く、それに加えて独自の奨学金制度が充実していて、特待生になればその年間授業料と同額が奨学金として支給されます。このような経済的支援の充実している法科大学院の存在は非常にありがたかったです。 -
福岡大学法科大学院の特徴
実務家の先生の割合が非常に多いことです。特に、検察官や裁判官の経験を有する先生が専任教員として所属しているという点は、最大の魅力だと感じています。
より実務的な視点から指導していただけたのはとても刺激的でした。 -
印象に残っていることや授業の感想等
司法試験に合格された先輩は、常に自分から積極的に学ぼうとしたり、情報を得ようと動いていたりして、その姿がとても印象的でした。先生方もとても熱意を持って授業をされていて、私が納得するまでしっかり質問に答えてくださったこともとても印象に残っています。 -
司法試験合格のポイント
「とにかく『なぜ』を考えること」
勉強をするときに「『なぜ』私はこういう勉強をするのか」ということを考えながらでなければ、その勉強方法が今の自分の課題を克服するのに必要・有益であるかを判断することができません。また、複雑な法律の理論を学ぶにあたっては「『なぜ』そのような考え方になるのか」ということを意識しながら勉強しなければ、実際の試験問題に直面した時に今まで学んできたことがそのまま使えるのか、応用しなければならないのか、判断できないと思います。
司法試験は言われたことを受動的にこなし続けるだけではなかなか合格できません。「なぜ」を考えることが、能動的に勉強する基本になると思いますので、これから司法試験を受験する人はぜひこれを意識して取り組んでもらいたいと思います。 -
今後について
福岡に住んで10年以上になりますが、とても住みやすく大好きな街だと感じています。そのため、司法修習を終えた後は福岡に帰ってきて弁護士として福岡の地で活動ができたらと考えています。
また、私はこれまでたくさんの先生方や先輩の指導に支えられて司法試験合格を掴み取ることができました。先生・先輩方への恩返しとして、自分も同じように何らかのかたちで後進の育成に携わる環境に身を置くことができればと考えています。 -
関連リンク
福岡大学法科大学院ウェブサイト