福岡大学人文学部教育・臨床心理学科では、将来の進路に応じた3つのトラック(公認心理師トラック、キャリアデザイントラック、学校教員トラック)を導入しています。その中のキャリアデザイントラックでは、教育・臨床心理学科の2年次生を対象に(一社)福岡中小企業経営者協会および福岡の地場企業と連携してPBL型(課題解決型学習)のアクティブ・ラーニングと企業インターンシップを組み合わせた授業を行っています。
今回実施したプログラムでは、福岡都市圏の企業8社にご協力いただき、企業が抱える課題を企業のご担当者様・学生・本学教員が協同して解決することを試みました。12月13日(水)には、企業および(一社)福岡中小企業経営者協会の関係者の方にもご参加いただき、成果報告会を行いました。
人文学部教育・臨床心理学科の植上一希教授は冒頭、「インターンシップで得た学びをいかに実際に抱える課題の解決に役立てられるのか。この半年間にわたって皆さんが準備した成果を企業様・関係者の方々へ伝えてください」と挨拶しました。
学生たちは、企業ごとに8チームに分かれ、企業が抱える課題について解決策の提案を発表しました。スポーツ事業を展開する企業にインターンシップに行ったチームは、「若い世代と管理職とは視点が異なる。よりよい環境づくりをするために意見交換の場を設ける」「世代関係なくコミュニケーションが必要」など若い世代の学生ならではの視点から課題解決の糸口を見いだしました。企業の関係者の方からは「このインターンシップを通じて、我々もさまざまな課題が見えたり、若い世代が求めていることを知ることができたので、今後さらに改善していこうと思った」「学生の皆さんがいろいろなことを知識として吸収してくれたことをうれしく思う。インターンシップの期間、『知ることを知ろう』を目標していたが、『自らが得た学びをみんなに知ってもらう』ところまで進み、短い時間の中で成長を感じた」「皆さんの調査結果を生かして、社内でもフィードバックを行い、即実行に移していきたい」などのご講評を頂きました。

植上教授の挨拶

発表を行う学生

他のチームの発表を真剣に聞く学生たち

質疑応答の様子

インターンシップで制作したポスター

全体の様子
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協力企業様
株式会社愛しとーと、エンドライン株式会社、株式会社カムラック、株式会社センス、株式会社Branches、株式会社ミカサ、ミナミホールディングス株式会社、リーフラス株式会社 -
担当教員
人文学部教育・臨床心理学科 植上一希 教授、松永邦裕 教授、本山智敬 教授、山岸賢一郎 准教授 -
関連リンク
人文学部教育・臨床心理学科のウェブサイト