福岡市人権啓発センター（ココロンセンター）では、市内の大学等において若年層の人権啓発活動への参加促進を目的に、大学との連携事業である「ココロンキャンパス」を開催しています。

11月14日（火）には、福岡大学人文学部教育・臨床心理学科の入江誠剛教授がコーディネーターとなり、福岡大学教職課程教育センターが後援で、「ココロンキャンパス：一人芝居（もも子）」を演題として講演会を開催しました。

講演者の福永宅司氏は、元小学校教諭・元大学講師で、多様な視点から子育てや教育問題にメッセージを送る語り部でもあり、全国各地で通算2,500回以上の講演を行っています。

講演会では、福永氏が一人芝居を通して、子どもたちのいじめ、仲間、命、自尊感情等について参加者へ語り掛けました。

参加者からは、「1人でお芝居をしているのに、登場人物や話の場面がすぐに思い浮かびました。今回の講演を聞いて、障がいを持った方の気持ちだけでなく、周りの家族や友達等の気持ちを本気で考える良い機会になりました」「障がい者に対しての差別、批判等の感情や人の心の動きが目に見えて分かりました。障がい者に対する理解がもっと広がると良いと感じるとともに、このような講演を見ることができて本当に良かったです」「とても感動し、涙を流したのは久々でした。将来教師になるうえで講師の先生のような話術を身に付けたいと感じました」等の感想が寄せられました。